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2007年7月25日 (水)

久間防衛大臣

(経済関連ニュース)
・Q207英GDP 前期比+0.8%(Q107前期比+0.7%)、市場予想+0.7%。
・7月ユーロ圏製造業景気指数 54.8(前月55.6)、市場予想55.5、7月ユーロ圏サービス業景気指数 58.1(前月58.3)、市場予想58.0。
・7月ユーロ圏総合指数 57.3(前月57.8)、市場予想57.6。
・マレーシア中銀、ON金利を3.5%に据え置き。

(非鉄金属関連ニュース)
・Xstrata(世界4位の銅生産者。2006年の生産は368KMt)は、労使合意に。

(エネルギー関連ニュース)
・米在庫統計市場予想 原油▲1.4MB、ガソリン▲0.1MB、ディスティレート+0.7MB、稼働率+0.6%
・BP Whiting製油所(405KBD、テキサス、P3)、フル操業は来年の上半期中になる見込み。
・Valero Mckee製油所(160KBD、テキサス、P3)、水素化分解装置を今週再稼動。

(商品市況)
「軒並み下落」
 昨日の商品価格は軒並み下落した。資源の最大消費国中国のGDPが予想を上回る伸びとなった事でブル基調が持続すると見られていたが、中国当局の利上げや、米国株式市場が再び不安定さを増している事から、一旦リスクマネーがリスク資産から撤退の動きを強めているためと見られる。実際、CFTCのNon-Commercialポジションを見てみると、ドルが対ユーロで安くなっている事を背景とした金と、欧州の豪雨の影響で作柄が悪化している小麦意外は軒並みロングポジションを縮小(ショートポジションの増加というよりも相場水準の高さを背景としたロングの手仕舞い売り)している。
 今後については米バ議長がインフレリスクに対する警戒を緩めていないこと(米利上げは投機資金の活動を低下)、中国当局も金融引き締めに前向きである事から、ファンダメンタルは強いものの、下値リスクが以前よりも高まった状態であることを認識しておくべきであろう。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は下落した。LME在庫の減少はあったものの、今週きりのよい8,200㌦を引けで達成できなかった事や、米国株の大幅調整、中国のQ207GDPがこの12年で最高の伸びになった事を受けた中国当局の金融引き締め姿勢が嫌気され、投機資金を中心とした手仕舞い売りが優勢になったと見られる。商品市況概況でもコメントしたが、株が不安定な中、リスク資産からの一時的な撤退が起きている可能性が高い。LME在庫は▲275Mt減少、(FSCは2.0日)、(キャンセルワラント率は13.3%)。売買高は7,233枚(※現時点で確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は期近を中心に上昇。C-3は104㌦バックとバック幅を拡大した。 今後については、主要消費国中国の需要が高水準なGDPや固定資産投資、鉱工業生産を背景として需要サイドが堅調に推移する見込みである事、生産国のストライキ懸念、LME在庫水準の低さ、キャンセルワラント率の高止まり等の補助材料も相場を下支えると考えられることから基本は堅調な推移を見込んでいる。中国国内景気の過熱感の沈静化を目的として中国が利上げを行ったが、中国の利上げのペースは実体経済に悪影響を及ぼさない程度のゆっくりとしたものであることから、利上げ効果が実際に顕現化するには今しばらく時間がかかろう。但し今朝方、中国当局が更なる利上げを示唆するコメントをしており、要注意である。中国国内の在庫状況は、6月の輸入統計では予想通り精錬銅・銅製品の輸入量が前月から減少しているが、前年比では引き続きプラスが継続している。この事は経済成長は持続し需要は増加してきているが、短期的に供給不足が解消されている可能性があることを示していると考えられる。こうした短期的な需給緩和観測に加え、リスクマネーがリスク資産から一時的に撤退する可能性が高くなってきたことから基本は堅調な推移を見込んでいるものの、一旦下値を探る展開になると考える。とにかく、米国株式市場が一時期の安定していた状態から変動性を増してきており、株式市場に一喜一憂の展開になりやすいことには留意したい。暫くは一目均衡表の雲の上限をトライする動きとなろう、尚、価格の節目となりやすい8月オプションの建玉は7,800㌦コールが1,008枚、8,000㌦コールが1,069枚、8,200㌦コールが1,218枚、7,700㌦プットが747枚、7,300㌦プットが550枚、7,200㌦プットが1,400枚となっている。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。LME在庫の減少が継続していることが材料であるが、一昨日一目均衡表の雲の下限で支えられた事から、雲のもっとも薄くなっているゾーンを上抜ける動きとなった。ややテクニカルな上昇であると考えている。LME在庫は▲650Mt減少、(FSCは2.1日)、引き続きファンダメンタルは強い(キャンセルワラント率は10.5%)。売買高は4,244枚。イールドカーブはパラレルに上昇。C-3は42㌦バックとバック幅を拡大した。 今後については引き続き、堅調な推移を見込んでいる。中国のQ207のGDPが予想を上回る大きな伸びとなった事から引き続き中国国内の亜鉛需要は車向けの防蝕向けに旺盛であると見られること、この旺盛な需要を背景として中国政府が亜鉛輸出の増加に歯止めをかけるべくリベート撤廃に加え、6月1日から亜鉛の輸出関税の引き上げを決定しており、中期的に域内の供給過剰状態は解消されてゆくと考えられる(6月の貿易統計では亜鉛の輸出増加傾向に歯止めがかかる中、国内品の還流等で輸入量も減少している)こと、亜鉛の在庫水準は低く有事のバッファが少ないこと等、基本、足元のファンダメンタルズは強いと考えておくべきである。但し、長期的には大半のメタルと同じく年後半に向けての下落を予想している(3,000㌦を切る水準までの下落の可能性は現時点では低いと考えている。下値の目途は3月21日にマークした3,119.75㌦)。但し、相場の動向に大きな影響を与える株式市場動向がボラティリティの上昇とともに不安定さを増していることから、亜鉛もセンチメントの転換を通じて上下に値を飛ばしやすい環境になっていることには注意したい。昨日のNY株調整を受けて投機の対象となり易い銅価格も調整しており、株価動向は要注目である。目先の上値は6月4日にマークした直近高値の3,850㌦、下値の目途は50日移動平均線の3,600㌦あたり。尚、価格の目途となりやすい8月オプションは目立ったものが無いが、9月オプションは4,100㌦コールが1,340枚、4,250㌦コールが1,100枚、3,500㌦プットが1,225枚、3,400㌦プットが1,050枚となっている。
 昨日の鉛価格は下落した。きりのよい3,500㌦のレジスタンスを上抜け出来なかった事から、銅価格の調整もあって一旦利食い売りに押された格好。但し、カーバッテリーの最大消費国である中国のQ207のGDPが12年ぶりの高い伸びとなった事や、生産者のトラブル、在庫水準の低さ、中国の輸出関税の強化等、買い材料は多く、10日移動平均線をサポートラインとして堅調に推移している。LME在庫は▲225Mt減少、(FSCは1.7日)在庫水準の低さや生産者動向を鑑みれば引き続きファンダメンタルは非常に強いといってよい(キャンセルワラント率は3.2%)。売買高は1,813枚。イールドカーブは期近が低下。C-3は10㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については見通しに変更はなく、中国が鉛の輸出関税を引き上げたことに伴い、中国からの輸出が6月以降減少すると予想されること(6月統計では既に輸出減少が確認されている)、豪大手生産者の生産障害に加え、新たな生産者の生産障害が報告されたこと、自動車バッテリー向けに使用される中国での需要が引き続き旺盛であると考えられる事(6月までの中国の商用車・自家用車販売は引き続き堅調)、からアップサイドのセンシティビティが極めて高い状況である。加えて、LME在庫水準が依然として低い状況で横這っていること(2005年8月27日につけたここ3年間の最低レベルは29.7KMt)も鑑みれば、やはり上値余地を探る展開であると言ってよかろう。下落材料は今のところ株価が再び不安定になってきた事が挙げられる(株価はセンチメントの転換を通じて相場に影響を与える)が、今のところ鉛に関してはよほど大きな株下落で無い限り大きな影響は無いと見ておくべきだろう。また、期先が上昇を始めた、という事は長期にわたってこの価格水準を許容する地合いが整いつつある可能性があることを示唆しており、注意しておきたい。本日は一旦10日移動平均線近辺となる3,200㌦を下値トライする展開になると予想する。
 昨日のアルミ価格は急前日比変わらずであった。買い材料は中国のGDPが予想を上回る増加となった事であったが、米株の調整や銅価格の調整等の短期的なマイナス材料も多く、方向感の出にくい展開であった。基本、投機資金の動向にもっとも振らされやすい非鉄であることは意識しておいた方がよかろう。LME在庫は+3,200Mt増加、(FSCは0.4日)しており、需給は他非鉄金属と比べてタイトとは言えない。(キャンセルワラント率は3.2%)。売買高は4,801枚。イールドカーブは期先が小幅上昇。C-3は58㌦コンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。 今後についてはやはり中国動向が主となるが、先のGDPを受けて暫くは投機資金の買いが先行すると見られることから銅と同じく基本、堅調な推移を予想している。また、原料であるアルミナ価格が高止まりしていること(中国のアルミナ価格は徐々に下落)や、固定資産投資や鉱工業生産の水準を見るに中国需要は旺盛であると見ておくべきである(実際アルミ関連製品の輸入は前月比プラスに)。しかしながら、国内の企業在庫水準は以前に比して増加している可能性が高く、LME在庫の水準もFSCベースでは他メタル比で低くなく需給面では短期的にベアな状態にあるといえる。よって引き続き高値では利食い売りがしっかり入る展開が継続すると見られ、値幅の大きな展開が予想される。また、銅と並んでアルミは政策金利引き上げの影響を受け易い非鉄(インフラ整備の初期段階で使われる非鉄金属であるため)金属であることから、利上げの効果が徐々に上値を重くするであろう。引き続き金融当局の金利引き上げには注目しておく必要があると見る(特に中国当局が更なる利上げを示唆する発言をしており、投機的な動きではなく本当に実需が減速する可能性があるため、実需動向では中国の、投機資金動向では米国の当局動向に注意したい)。
 このコラムで指摘し続けているが、アルミのコンタンゴの期間がさらに長くなっていることには注意したい(基本的に投機資金はバックのメリットが取れるゾーンに資金を投入するため、さらにコンタンゴ幅が拡大してゆく可能性は高い。過去に同様のことが原油市場で起きている)。
 本日は米国株式市場の不安定さを背景として一旦一目均衡表の雲の上限辺りである2,800㌦をトライし、下落すると考えている。価格の節目となりやすい8月オプションの状況は、2,900㌦コールが、1,809枚、2,800㌦コールが1,245枚、2,700㌦プットが1,425枚となっている。
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫の大幅増加が端的に材料視された。これにより維持するかどうかがポイントとなっていた10日移動平均線をあっさりと下抜けしてしまった。LME在庫は+804Mt増加、(FSCは3.2日)、キャンセルワラント率は一時期の異常な高い水準からやっと脱却しているが、引き続き在庫水準は十分とはいえない(キャンセルワラント率は4.5%)。売買高は1,082枚。イールドカーブは期近を中心に下落し、フラットニングしている。C-3は60㌦バックと前日と変わらず。 今後については、米国株式市場の不安定さが増している事や、中国のGDPを受けた中国当局の利上げ観測、LME在庫の増加ペースに鈍化が見られないことから再び下値を探る動きになると考えている。ニッケル在庫は少ない、と考えていたがFSCも3日を回復しており危機的状態は脱したと見ておいたほうがよかろう。また、中国国内での銑鉄使用増加や、クロム系ステンレス(ニッケルを必要としないステンレス鋼)への移行といったマイナス材料もあり、夏休みにそろそろ突入するということもあり下値を探り易い地合いになっていると考えるべきだろう。目先下抜ける事ができなかった32,000㌦を下抜けた場合、30,000㌦程度までの下落があってもおかしくない状況である。とはいえ、繰り返しになるが、銑鉄への移行やクロム形ステンレスへの移行も、ニッケル価格が低下するまでの繋ぎの色彩も強く、ニッケル価格が低下すれば再びニッケルが消費される可能性は高いと考えている。よって中期的には価格は回復するものと見ておくべきである。
 本日もLME在庫と株価次第であるが、32,000㌦を維持できるか否かが本日の最大のポイントとなろう。もし下回れば30,000㌦の大台をトライする動きになると考えている。
 昨日の錫価格は上昇した。とは言っても、高寄りした後、同じ水準でもみ合った結果前日比プラスであったという方が正しい。LME在庫は▲5Mt減少、(FSCは12.8日)、キャンセルワラント率は1.48%。売買高は188枚。イールドカーブは期先を中心に上昇。C-3は50㌦コンタンゴと前日と変わらず。 今後については、錫はテクニカルに調整があったものの、インドネシア生産者からの輸出体制が完全に復帰しているわけではないこと(小規模生産者の生産回復にはまだ時間を要する見込み)、やインドネシア政府の金属関連商品の輸出関税強化の可能性から思惑的な買いを誘いやすく、三角持合を上抜けした事もあって上昇すると見ている。但し、他非鉄金属と同様、米国株式の調整に伴うセンチメントの悪化、中国当局の連続利上げが実際に行われた場合の実需減速の可能性には注意しておきたい。

(エネルギー)
 昨日のNY原油は下落した。BPの製油所のフル操業が来年にずれ込む中、原油の処理量が減少するとの見方が広まった事や、米国株式市場の大幅な調整を受けてリスクマネーがリスク資産から一時的に資金を引き上げる動き(手仕舞い売り)が活発化したことが材料である。昨日WTIは10日移動平均線のサポートラインを下回って下落している。イールドカーブはフロントマンスを中心に低下した。Brentも略同様の相場展開であった。イールドカーブ期近が低下している。
 石油製品も下落。RBOBは7月11日から力なく水準を切り下げる動きが続いている。米国の在庫水準は極めて低く下落する材料は少ないのだが、商品市況概況でもコメントしたとおり、投機筋のセンチメントに大きく影響を与える米国株式が住宅関連をきっかけとして不安定な動きが続いているため、一旦手仕舞い売りが発生していると考えられる。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ヒーティングオイルも下落。イールドカーブは全ゾーンパラレルに低下。ICEガスオイルも下落している。
 本日の原油相場は下落すると見ている。米国株式市場が住宅関連を中心に不安定さを増していることからセンチメントの悪化を通じてリスク資産の買い持ちポジションに一旦利食い売りが発生すると考えられるためだ。但し、北海油田からの生産減少(パイプライン事故も含む)、OPECが増産について否定的な見解を示している事、ナイジェリアの情勢不安から供給は十分でないこと、石油製品在庫の水準は極めて低い事から下値は限られる事になろう。ガソリン在庫水準はFSCベースでは依然として過去5年の最低水準を下回るレベルであり、十分な在庫があるとは決していえない。一昨日の統計ではP3の稼働率は回復したものの、全米で見た場合の稼働率は91.0%とこの時期の稼働率の5年平均94.4%には遠く及ばず、引き続き製品主導で原油相場が高止まる公算は強い。尚、現在の価格水準は去年の水準と略同じであり、もしハリケーンが来なかったり、猛暑とならなかった場合にはシーズンの終了する8月~9月にかけてこの水準が訂正される可能性は高い。
 WTIのフロントマンスの割安感はP3の稼働率が徐々に回復していることから全ゾーンバックが復活している。にも拘らずBrentとのネガティブスプレッドは北海油田の生産減少等の影響で継続している状態。現時点において「需給の状態を考える」上でWTIはやっと有効な指標になってきたといえる。ただ、以前から提唱していたWTI/Brentのネガティブスプレッドの解消は、当面ない可能性が高いと考え始めている。背景の1つとして著しいユーロ高が挙げられる。実際、2007年初を100とした場合、ユーロ建にした場合の欧州価格の指標であるBrent価格はドル建価格よりも約5%程度安い。実際北海地区からの生産は減少しており欧州域内の需給はタイトであるが、ユーロ高の進行に伴い購買力があることがBrentを高止まらせている一因であると見ている(インフラの問題もあり、米国からの原油輸出は僅少)。
 ファンダメンタルズに戻ると、短期的な在庫水準の指標となる米国のガソリンのサプライカバーは過去5年平均水準を下回っている状態で、石油製品市場の需給はタイトな状況が続いているといえる。原油のサプライカバーが上昇しているのは稼働率が過去最低の水準で横ばっていることによるものであり、製油所の障害が解消すればこのFSCは徐々に低下してゆくこととなろう。ピークシーズン入りしたわけであるが、普通に考えて「在庫が少ない」といってよいと思う。尚、IEAの月報では需要見通しが増加し、Non-OPEC生産の増加量を上回っており、Q207の在庫積み増しもやはり十分に行われていないことが確認された(FSCも変わらず)。こうした在庫水準の低さは以前から指摘している通り有事へのバッファが少ないことを意味し、同時にアップサイドへのセンシティビティが高いことを意味する。ガソリンのFSCは21.1日(平たく言えば1ヶ月分も在庫が無い)しか存在せず、ドライブシーズンを耐えうる在庫は確保できていない(過去5年最低の水準は22.2日)。尚、供給は急に途絶したり再開したりするものであるが、需要は税制変更等の特殊な事情がなければ、急速に減少することはない。
 供給サイドに関しては、Non-OPECサプライの減少(北海地区からの産油量減少)の影響が効いてきており、決して安泰とはいえない。OPECは9月総会まで増産の意向はなく、夏場のピークシーズンは冷夏とならない限り、供給が不足する状況が続く事となろう。尚、需要増加の顕著な中国であるが、中国の農村部の都市化に起因する石油需要の増加は当面継続する可能性が高く(世銀等の見通しでも2007年の中国のGDP成長見通しは9%台を維持)、大幅な税制の変更等がなければ急速に需要が減少することはないと見ている。

(ひとりごと)
この前、赤坂を歩いていたら、久間元防衛大臣を見かけた。
白いジャケットを着て、SPもつけずに1人で歩いていた。
何だか知らないけど、私の方をじろじろ見ていたので
負けないように睨み返したら、目を逸らしたぞ。

やった!
勝った!!

何に?

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