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2007年7月 9日 (月)

甚平

(ニュース)
・5月英製造業生産指数 前月比+0.4%(前月+0.3%)、市場予想+0.3%。
・5月英鉱工業生産 前月比+0.6%。
・5月独製造業受注指数 前月比+3.2%。
・6月米雇用統計 非農業部門雇用者数 前月比+132千人(5月改定+190千人(速報比+33千人))、市場予想+125千人。
・6月米平均時給 前月比+0.3%(5月前月比+0.4%)、市場予想+0.3%。
・6月米失業率4.5%(前月4.5%)
・米CMEがCBOTの買収価格を110億㌦に引き上げ。
・チリ Collahuasi銅山(チリ3位の銅山)労働者、経営側との労使交渉合意に至らず。7月9日まで労使交渉延期。
・ザンビアの5月の銅生産は前年比▲20%の39,941Mtに(ザンビア中銀)。
・Valero Texas City製油所(245KBD、テキサス、P3)、電力不足で稼動停止。夕刻再稼動。
・Valero Ardmor製油所(90KBD、オクラホマ、P2)、CCUの稼動停止。
・Stat oilはStatfjord(北海、295KBD、月辺り10カーゴ程度)、8月にメンテナンスを実施の予定(6カーゴ程度に減少)。

【今週の予定】
7月10日 5月米卸売り在庫(市場予想+0.4%)、5月米卸売売上高(+1.0%)
7月12日 6月米財政収支(290億㌦)、5月米貿易収支(▲600億㌦)
7月13日 IEA月報、6月米輸入物価指数(+0.6%)、6月小売売上高(+0.2%)、7月米消費者マインド指数速報(86.0)

(商品市況)
「上昇」
 昨日の商品価格は上昇した。米雇用統計が予想を上回る好調な内容であったこと、インフレ懸念の高まりにも関わらず株式市場が調整せず、堅調に推移したこと等から買い安心感が広がった。今のところ夏場に向けてエネルギーは高く、非鉄金属は夏休みを控えて頭重い推移になると考えている。

(非鉄金属)
 昨日の銅価格は前日比変わらずであった。LME在庫の減少もあって高寄して始まったものの、7営業日連続で水準を切り上げていることもあって週末を控えた手仕舞い売りが入ったものと見られる。小職の予想通り7月以降、再び投機資金が流入してきている可能性が高いが、基本夏休みの定修の時期でもあり徐々に上値が重くなってきているようだ。LME在庫は▲2,475Mt減少、(FSCは2.1日)、引き続きファンダメンタルは強い(キャンセルワラント率は19.7%)。売買高は4,385枚(※現時点でBloombergで確認できる前日の3Mの出来高)。イールドカーブの形状は殆ど変わらず。C-3は106㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については、基本路線として主要消費国中国の需要が高水準な固定資産投資、鉱工業生産を背景として堅調に推移する見込みである事から相場の大きな下落は想定していない。但し一方で上海在庫の急速な積み上がりや、5月の中国の貿易統計で(恐らく中国国内の急速な在庫の積みあがりを背景として)輸入量が前月比大幅なマイナスとなっていることから、短期的な中国の供給不足は解消されている状態にあると考えておいた方が良さそうだ。加えて夏の定修の時期に突入するということもあって徐々に上値は重くなってきている。とはいうものの、今年もストが頻発している事や、大手生産者の買収に伴う生産者側の価格支配力の改善といった波乱材料は残存しており、7月に入ってから投機資金が再度流入を始めている可能性も高く、アップサイドのリスクが大きく意識される中、ボラタィルな展開が続く事になろう。短期的な下値の目途は50日移動平均線近辺となる7,560㌦あたりか。
 昨日の亜鉛価格は上昇した。独製造業受注の改善や、米雇用統計が好調であった事(ポイントは、利上げ懸念が高まったにも関わらず、株価が調整しなかった事から買い安心感が広がった点)が材料である。これにより10日移動平均線を上抜けして引けている。LME在庫は▲100Mt減少、(FSCは2.2日)、引き続きファンダメンタルは強い(キャンセルワラント率は10.3%)。売買高は2,582枚。イールドカーブは期近を中心に上昇。C-3は5㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については引き続き、銅価格に追随する動きとなり易い環境が続くと考えている。チャート的に100日移動平均線のレジスタンスラインが頭重く、暫くはこのラインを上抜けすることは難しかろう(下値の目途は3月21日にマークした3,119.75㌦)。但し、中国政府は亜鉛輸出の増加に歯止めをかけるべくリベート撤廃に加え、6月1日から亜鉛の輸出関税の引き上げを決定しており、中期的に域内の供給過剰状態は解消されてゆくと考えられる(5月の貿易統計では既に亜鉛の輸出量が前月比、前年比ともマイナスに転じている)。また実際のところ亜鉛の在庫水準は低く有事のバッファが少ない点は指摘しておきたい。
 長期的には大半のメタルと同じく、年後半に向けての下落を予想しているが、3,000㌦を切る水準までの下落は現時点ではないと考えている。"
 昨日の鉛価格は上昇した。朝方切りのよい2,800㌦まで調整的に売られたが、各種経済統計の改善を受けて引けにかけて買われた。LME在庫は前日比変わらず。(FSCは1.9日)在庫水準の低さや生産者動向(メキシコでもストが計画されている)を鑑みれば引き続きファンダメンタルは非常に強いといってよい(キャンセルワラント率は4.7%)。売買高は744枚。イールドカーブは期近を中心に上昇。C-3は2㌦バックとコンタンゴからバックに転じた。 今後については中国が鉛の輸出関税を引き上げたことに伴い、中国からの輸出が減少すると予想されること(5月の輸出はこの税制変更に伴う駆け込みで略4月と同様の水準を維持したが、6月以降の輸出は減少するものと見られる)、豪州大手生産者の生産障害等が継続していること(今のところ早くて今年の年末から船積みが開始される「見込み」である)、自動車バッテリー向けに使用される中国での需要が引き続き旺盛であると考えられる事(5月までの中国の商用車・自家用車販売は堅調)、からアップサイドのセンシティビティが極めて高い状況である。加えて、LME在庫水準が依然として低い状況で横這っていること(2005年8月27日につけたここ3年間の最低レベルは29.7KMt)も鑑みれば、3,000㌦が視野に入ってもおかしく無い状況だ。下値としてはあまり材料は無いが、50日移動平均線近辺となる2,300㌦を挙げておきたい。
 昨日のアルミ価格は上昇した。朝方はLME在庫の増加などもあって一昨日のクローズレベルでもみあっていたが、米雇用統計が予想を上回る内容であったことや、雇用統計に伴うインフレリスクの高まりにも関わらず株価が調整しなかった事や、エネルギー価格の高騰、銅と同様に流動性の高いアルミニウムに再び投機資金が流入し始めている可能性が高いことなどを受けて、ついに2,800㌦の節目を上抜けして引ける事となった。LME在庫は+750Mt増加、(FSCは8.2日)、上海在庫も増加しており先の中国輸出入統計を見るに需給面は決してタイトというわけでは無い(キャンセルワラント率は2.9%)。売買高は9,335枚。イールドカーブの形状は期近が上昇、期先が低下。C-3は48㌦コンタンゴとコンタンゴ幅を縮小した。 今後についてはやはり中国動向が主となるが、中国国内の旺盛な需要を背景としてここ数ヶ月輸入が堅調に推移していた訳であるが、5月統計ではついに前月比・前年比とも大幅なマイナスとなった。固定資産投資や鉱工業生産の水準を見るに中国需要は旺盛であると見ておくべきであるが、国内の企業在庫水準は以前に比して増加していると考えておいた方が無難であろう。LME在庫の水準もFSCベースでは他メタル比で低くなく需給面では短期的にベアな状態にあるといえる。とはいうものの、原料であるアルミナ価格が高止まりしていること(Metal Bulletin Alumina Price 360㌦/Mt。)や、エネルギー価格の高止まり、銅価格の高止まり等それなりにアップサイドに振れる材料が存在している事も事実である。また、7月に入って再度投機資金が流入してきた可能性が高い。暫くはこうした「周辺材料」を背景として上昇、高値で利食い売りが入る、というボラタイルな展開が続く事となろう。また以前ちらりとコメントしたことがあるが、アルミのコンタンゴの期間がさらに長くなっていることには注意したい(基本的に投機資金はバックのメリットが取れるゾーンに資金を投入するため、さらにコンタンゴ幅が拡大してゆく可能性は高い。過去に同様のことが原油市場で起きている)。本日は50日移動平均線を一旦固める展開になると考えている。尚、現状一目均衡表の雲のもっとも薄いところに差し掛かっており、この水準を上抜けすると更に上昇する可能性があるため注意しておきたい。
 昨日のニッケル価格は下落した。LME在庫の大幅増加もあり、6月上旬より10日移動平均線がレジスタンスラインとして強く意識されており、この水準を上値として35,000㌦の心理的節目をトライする展開であった。とうとう36,000㌦の節目を下回る結果となっている。LME在庫はシンガポール、韓国、米国で増加し、全体で+276Mt増加、(FSCは2.4日)、キャンセルワラント率は一時期の異常な高い水準からやっと脱却しているが、引き続き在庫水準は十分とはいえない(キャンセルワラント率は4.9%)。売買高は851枚。イールドカーブは略全ゾーンパラレルに低下。C-3は175㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については、ニッケルは引き続き在庫水準が低いこと、グローバルベースのステンレス需要は引き続き堅調な推移が予想されることから基本はしっかりの展開継続である。しかしながら、中国国内での銑鉄使用増加や、クロム系ステンレスへの移行といったマイナス材料もあり、夏休みにそろそろ突入するということもあって、現状は(略予想通りではあるが)一旦行き過ぎた価格上昇が是正された格好で下落するものと考えている。とはいっても、銑鉄への移行やクロム形ステンレスへの移行も、ニッケル価格が低下するまでの繋ぎの色彩も強く、ニッケル価格が低下すれば再びニッケルが消費される可能性は高いと考えている。よって下値も限定される事になろう。目先の下値の目途は35,000㌦であるが、この水準を割り込んだ場合30,000㌦程度までの修正はあってもおかしくない。
" 昨日の錫価格は上昇した。特段新規材料が無い中、米雇用統計を受けて非鉄金属全体が(ニッケルを除き)上昇したこともあって水準を切り上げる動きとなった。LME在庫は前日比変わらず。(FSCは12.2日、キャンセルワラント率は4.82%)。売買高は311枚。イールドカーブは期近を中心に低下し、C-3は45㌦バックとバック幅を縮小した。 今後については、錫はテクニカルに調整があったものの、インドネシア生産者からの輸出体制が完全に復帰しているわけではないこと(小規模生産者の生産回復にはまだ時間を要する見込み)、引き続き錫の在庫水準が低いことから、基本、しっかりの展開に変更はない。今のところ綺麗な三角持合を形成しているため、そのときのメタル全体のセンチメントによって上下に大きく水準が変化する可能性があることには注意しておきたい。

(エネルギー)
 昨日の原油相場は上昇した。好調な米雇用統計を受けてインフレ懸念が高まり、将来的な米国の利上げリスクが高まったものの株価が調整するどころか上昇したこともあり、原油にも買い安心感が広がった。6月の半期決算を終えたファンド等の投機資金が再度商品市場に流入している可能性は極めて高い。また、北海の生産減少や不安定なナイジェリア情勢も相場を下支えしていると考えられる。結果、WTIはとうとう72㌦の節目を上回り、72.81㌦で引けている。イールドカーブは期近を中心に上昇。イールドカーブの形状に大きな影響を与えるクッシングの在庫が2週連続で減少している(P3の稼働率も90%乗せに)ことが引き金となっているようだ。Brentも上昇し、こちらも75㌦の節目を上抜けして引けた。イールドカーブは期近が大幅に上昇し、全ゾーンバックの状態となっている。WTI/Brentのネガティブスプレッドは継続。
 石油製品も上昇した。RBOBは製油所のトラブルや、米賃金の上昇を受け「この高値でも消費者の消費が減速する可能性は低い」と見られたことから上昇、一目均衡表の雲の上限一杯まで上昇して引けいてる。イールドカーブは略パラレルに上昇。ヒーティングオイルも略同様の相場展開であった。イールドカーブはパラレルに上昇している。ICEガスオイルも上昇。"
 本日の原油相場は一旦下落すると見ている。製品主導でファンダメンタルが強いため小職の予想通り夏場は上値を探る展開になる可能性が高いものの、連騰に次ぐ連騰ということもあって一旦は10日移動平均線のサポートを固める展開になってもおかしくないためだ。ガソリン在庫水準が低いまま7月に入ったこと、夏場のハリケーン期待、不安定なナイジェリア情勢を受けた投機の買いが引き続き継続すると見られること、等買い材料は多い。P3の稼働率は回復したものの、全米で見た場合の稼働率は90.0%と、この時期の稼働率の5年平均94.2%には遠く及ばず、引き続き製品主導で原油相場が高止まる公算は強い。尚、現在の価格水準は去年の水準と略同じであり、もしハリケーンが来なかったり、猛暑とならなかった場合にはシーズンの終了する8月~9月にかけてこの水準が訂正される可能性は高い。
 引き続き米リファイナリの生産停止や定修の影響で、徐々にWTIのフロントマンスの割安感が是正され始めている。しかしながら、WTIのフロントマンスのイールドカーブ形状に大きく影響を与えると考えられる米Cushing在庫の水準は2週連続で減少しておりやっと稼動が回復してきた状況であるが、WTI/Brentのネガティブスプレッドが解消するまでには至っていない。但し期先の価格は通常どおりWTIが高く、P3の製油所の稼動が安定し、Cushing在庫水準が低下すればこのフロントマンスのスプレッド逆転現象は解消するはず、と考えている。しかし現在の原油需給を見る上では引き続きBrentカーブを見ているほうが適当であると言えよう。
 ファンダメンタルズに戻ると、短期的な在庫水準の指標となる米国のガソリンのサプライカバーは過去5年平均水準を下回っている状態で、石油製品市場の需給はタイトな状況が続いているといえる。原油のサプライカバーが上昇しているのは稼働率が過去最低の水準で横ばっていることによるものであり、製油所の障害が解消すればこのFSCは低下してゆくこととなろう。ピークシーズン入りしたわけであるが、普通に考えて「在庫が少ない」といってよいと思う。尚、IEAの月報でもOPEC生産カットの影響でOECD在庫の減少が大きいことが指摘された。こうした在庫水準の低さは以前から指摘している通り有事へのバッファが少ないことを意味し、同時にアップサイドへのセンシティビティが高いことを意味する。FSCは20日程度しか存在せず、ドライブシーズンを耐えうる在庫は確保できていない(過去5年平均でも23日)。尚、供給は急に途絶したり再開したりするものであるが、需要は税制変更等の特殊な事情がなければ、急速に減少することはない。
" 供給サイドに関しては、Non-OPECサプライの減少(Matured Field(英国、ノルウェー等)からの産油量減少)の影響が効いてきており、決して安泰とはいえない。このままの状態が続くとEIA・IEAの指摘の通り、Q207の在庫積み増しは十分なものにならない可能性が高くなってきた。このままOPECが現在の生産レベルを維持した場合、Q307以降に深刻な供給不足に陥る可能性があると考えている。尚、現時点においてはOPECは増産の意向はないようである。
 尚、需要増加の顕著な中国であるが、中国の農村部の都市化に起因する石油需要の増加は当面継続する可能性が高く(世銀等の見通しでも2007年の中国のGDP成長見通しは9%台を維持)、大幅な税制の変更等がなければ急速に需要が減少することはないと見ている。

(ひとりごと)
夏ですよ。
我が家の町内会でも夏祭りを案内する黄色い提灯がぶら下がっている。
良いですなぁ、日本の夏。

ということもあって昨日は七夕飾りをして
今日は子供に前の会社の後輩からプレゼントしてもらった甚平を着せてみた。

甚平?
何で甚平っていうんでしょうかね?
調べてみたら、「江戸時代、甚平っていう人が考案して着ていた」かららしい。

以前、このコラムで唱えた「ジーパン=じいさんパンツ説」とほとんど変わらないじゃないか。
じいさんパンツと違うところは、本当に名前を使っている事だ。
ストレートな日本人に乾杯。

さあ、今日ぐらいから新しい雑感ネタ探し始めようっと。

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