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2007年5月

2007年5月30日 (水)

ウルトラクイズ

(ニュース)

・マレーシア中銀、政策金利を3.5%に据置き。   
・5月米消費者信頼感指数 108.0(前月確報 106.3(速報比+2.3))、市場予想105.0   
・5月独CPI 前年同月比+2.0%(4月+2.0%)、市場予想+2.0%。   
・4月日本鉱工業生産速報 前月比▲0.1%、出荷指数 前月比+0.9%、在庫指数 前月比+0.5%、在庫率指数 前月比▲0.2%。

・チリ コデルコ労働者が、El Teniente銅山の入り口を封鎖。
・BP Toledo製油所(160KBD、オハイオ、P2)、再稼動に失敗。

(市況)

「まちまち。しかしながら総じて軟調」      
 昨日の商品市場はまちまちであったが、総じて軟調な印象を受けた。エネルギーはナイジェリアのスト回避や製油所の再稼動を受けて水準を切り下げた。非鉄金属はまちまちであったが、総じて軟調であった。コーンベルトでの降雨予報が発表されているトウモロコシ・大豆は下落、貴金属はまちまちであった。株式市場もまちまち。

(ひとりごと)

この前テレビに「アルミニスト」なる人が出演していた。
アルミ業界の中では有名な人であるが、こういう人が経済番組ではなく、タモリ倶楽部に出演していることに微妙に誇りを感じてしまった。

で、思うんですけどね。
これだけ商品市場動向が取り沙汰されていてですね。
個人の人も商品ファンド買ったりしているわけですよ。
皆、そろそろ気になりませんか?
誰が新の「コモディティ王」かって。

だから、ぜひ

「コモディティ油田ないしは鉱山ないしは農園 横断ウルトラクイズ」

を是非企画してもらいたい。
会社対抗で。
高校生クイズのように3人一組で。   
エネルギー担当、金属担当、ソフト担当の3人組で。   
司会も福留さんに復帰してもらって。   
機内100問ペーパークイズも、機内15時間模擬トレード、とかにして。
泥んこクイズの泥も、重油に替えて。
バラマキクイズは是非チュキカマタ鉱山で。   
   
面白そうじゃ、ありません?   
だって、アルミのみで番組が成立しているわけですよ。   
視聴率はどれぐらい取れるか知らないけど   
よくよく考えたら日本全国製造業なんだから、結構、反響大きいんじゃないですかね。   
   
福留さんに   

「さあ来いヒゲ、5秒間」   

とか、言われてぇぇぇぇぇぇ
ウルトラハットもかぶりてぇぇぇぇぇぇぇ

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2007年5月29日 (火)

心を開いて

(ニュース)

・メモリアルデーのため、欧米主要市場休場。   
・ZARDの坂井泉水さん、事故で亡くなる。   
・松岡農林水産大臣、自殺。

・ICSG「2月の精錬銅消費は生産を51KMt上回った」

・ナイジェリア石油労働組合は、政府が賃上げで組合側と合意したことを受けて、2日間にわたるストライキを中止。      
・米イランは27年ぶりに大使級協議を開催。

(市況)

 メモリアルデーのため、欧米主要市場休場。

(ひとりごと)

昨日、ZARDの坂井泉が亡くなった。
事故、とのこと。

私、実はバツイチで、一時著しい人間不信に陥ったことがある。
そのとき、多くの友人や先輩が私を支えてくれた。
友人とは本当にありがたいものだ、と思う。

と、同時にZARDにも助けられた。
そのときにちょうどZARDがベストアルバムを出したのでよく聴いていたのだが、
そのときの歌にこんなのがあった。
心を開いて、という歌である。

私はあなたが想ってるような 人ではないかも知れない
でも不思議なんだけど あなたの声を聞いていると
とっても優しい 気持ちになるのよ
このままずっと 忘れたくない
現実(いま)が想い出に変わっても
言葉はないけどきっとあなたも
同じ気持ちでいるよね   

私自身、自分の心を閉ざしかかっていたのだが、
この歌のおかげもあって、そうならずに済んだ。

同じ日、松岡大臣が自殺して亡くなった。   
そこまで思いつめなくて良かったのではないか、と思う。   
彼も心を開いて、素直になっていればよかったのではなかろうか。   
そこまで人の世の中は冷たいものではない、と思うし、思いたい。   
   
と、つらつらと思いつつ子供を抱いていたら、
昨日、生まれて初めて声を出して笑った。   
真っ直ぐ、強く生きて欲しいと思う。   
   
今日は湿っぽくてすみません。

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2007年5月28日 (月)

Enjoy!天狗

(ニュース)

・Q107独GDP確報 前期比+0.5%(Q406 +1.0%)。   
・5月独IFO景況感指数 108.6(前月108.6)、市場予想108.8。過去2番目の高い水準。   
・OECD、「インド経済は中銀が受け入れ可能と考える水準を上回るインフレ率を背景に、予想を上回る減速となるリスクがある」   
・米週間新規失業保険申請者数 前週比+15千人の311千人(市場予想305千人)。   
・4月米耐久財受注 前月比+0.6%(3月確報 前月比+5.0%(速報比+0.7%))、市場予想+0.6%。   
・4月米非国防資本財受注 前月比+1.2%(3月+4.4%)、非国防耐久財受注 前月比+0.6%(3月+5.2%)。      
・4月新築住宅販売 前月比+16%の年率98.1万戸(前月確報 84.4万戸(速報比▲1.4万戸))、市場予想+86万戸。過去14年で最大の増加率。      
・Q107英GDP改定 前年同期比+2.9%(速報比+0.1%)、市場予想2.8%。      
・4月米中古住宅販売 前月比▲2.6%の599万戸(前月確報 615万戸(速報比+3万戸))、市場予想612万戸。      
・北朝鮮、日本海にミサイル発射。

・Vale do Rio doce のVoisey Bay Millが短い期間であったが停止。      
・中国貿易統計更新。      
・CodelcoのSub-Contract労働者は、賃上げを巡ってストライキを3つの主要鉱山で検討中。      
・NDRCは地方自治体に対し、エネルギー消費型の企業に対し、税金や電力料金のメリットを供与することを停止するように要請。      
 国の方針にそぐわない場合、アルミニウム、銅、鉄、石炭、電力発電といったプロジェクトは認可させない。

・BP Whiting製油所(200KBD、インディアナ、P2)、ガソリン生産が最大に。      
・ConocoPhillips Belle Chasse製油所(247KBD、ルイジアナ、P3)、再稼動。      
・Statoil、Kalundborg油田の生産再開。      
・Preem Petroleum(スイス) Gothenburg製油所(125KBD)、定期メンテナンス終了。      
・BP Prudohoe Bay油田(アラスカ、400KBD)のパイプ来漏れの修繕はこの週末までに終了する見込み。

(市況)

「概ね上昇」      
 週末の商品市場は概して上昇した。エネルギーはイランやナイジェリアの地政学的リスクの高まりと、ピークシーズンのガソリン需要(米国)の高まりを受けて堅調に推移した。非鉄金属は中国の貿易統計で引き続き中国の需要が旺盛であることが確認されたため、安値拾いの買いで軒並み上昇している。ソフトコモディティは、コーンベルト地帯の降雨不足を背景としてしっかりの展開。貴金属は北朝鮮のミサイル発射のニュース、原油高を受けた買いにより上昇している。株式市場は日本株式を除いて大幅に上昇している。
 CFTCの建玉は、原油がネット8,889枚のロング幅拡大(ショート幅縮小の影響大。地政学的リスクの高まりの影響か)、RBOBが▲2,174枚とネットロング幅を縮小した(ロング筋の手仕舞い)。ヒーティングオイルはロング幅を拡大、前週比+3,070枚のロングとなっている。

(ひとりごと)

なんだか気温もボラタイルですねぇ。
お天気のトレーダーの方も苦労しているんじゃないでしょうかね。

さて。

全然関係ないことだが、会社内の人間から「天狗」の由来について聞かれた。
物知り博士、というわけではないのだが頼まれた以上は少し調べないと、ね。
調べてみると、天狗はそもそもは中国の妖怪らしい。
妖怪ってのも結局は、「不思議な自然現象は、何か超自然的な存在が起こしていると『思いたい』とする人間のあこがれ」が作るものである。
そもそも中国では、流星や彗星の尾が流れる様子を示したものであるらしく
その彗星の「尾」が狐の「尾」に似ていることから「天狗(アマキツネ)」と呼ばれたのが起こりらしい。

ところがこの天狗が本来の意味からは離れ、宗教的な意味合いを強めていく。
高下駄を履いて、かえでの扇を持ち悪さをし、たびたび宗教家と戦い負ける、というキャラに変わっていく。
天狗に「該当する」と考えられる表現はウィキペディアによれば今昔物語に既に見られるらしい。
しかし、今の天狗の姿形になったのは鎌倉以降のことらしい。   
昔、手塚治か誰かの漫画で、「天狗は日本に漂流した外国人」のこととした創作を呼んだことがあるが、実際のところ歴史を紐解けばこちらの方がしっくりくる気がする。   
確かに当時の日本人に比べれば力は強いし、鼻は高いし、日焼けで赤くなっている人も多かっただろし。   
言葉も通じないから、家の食べ物を盗んだり、鶏を〆て食べたりしたんだろうし。   
   
ということで、個人的には「天狗外国人説」を独断と偏見で支持している。   
ちなみに「居酒屋の天狗」はどうして「天狗」にしたのかはよく分からない。   
当チームのトレーダーはいまだに「天狗祭り」と称して1日に天狗をはしごし、サイコロステーキのみを食べ歩いているそうだ。   
ま、どうでもいい話ですが。

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2007年5月24日 (木)

きゅうり味

(ニュース)

・タイ中銀、政策金利を4%から3.5%に引き下げ。今年4回目。   
・米MBAローン申請指数 前週比+1.6%の686.2、購入指数は+1.3%の438.1、借換指数は+1.9%の2,154.7.。   
・中国人民銀行総裁「米議員と人民元に関して意見交換。人民元の上昇ペースは今のところ十分と考えている」

・米アルコア「アルキャンへの買収提案は十分で適切な内容」      
・WBMS「Q107の銅供給は99KMtの供給超過」      
・INSG「3月のニッケル需給は4.9KMtの供給過剰。鉱山の生産は前年比+9.2%、精錬ニッケルの生産は同+11.8%、3月の需要は同+6%」      
・チリ Collahuasi銅山、8%の賃上げを要求し、交渉は来月から開始。

・IAEA「イランは核開発、濃縮活動を継続している」      
・Statoil、Kalundborg油田の生産再開が本日にずれ込み。

(市況)

「まちまち」      
 昨日の商品市場はまちまちであった。中国の供給超過懸念が台頭している非鉄金属は続落、ファンダメンタルの強いエネルギーは上昇した。一時期の非鉄上昇、エネルギー下落、と全く逆の状態となっている。そもそも非鉄金属は夏休みにかけて弱含み易い一方、エネルギーは夏場がピークシーズンであることも影響していると予想される。ソフトはまちまち、貴金属はユーロ高を受けて堅調であった。

(ひとりごと)

祝!100回。
これで通算400回目になりました。

何を書こうか。
何か楽しい話はないか。
と、物色していたら腹立たしい記事を見つけた。

「サントリー、きゅうり味のコーラを販売」

というものだ。
なんだとッ!!

小職、きゅうりが食べれない。
大学生の頃までは大丈夫だったのだが、社会人になってから突然食べられなくなった。
臭いが嫌なんですよね。
   
あんなもの、無理に液体にして、しかも炭酸を入れて飲むものでは   
私としてはありえない、という感じである。   
   
いやね、別にね、サントリーに恨みがあるわけじゃないんですよ。   
モルツとか大好きだしね。   
しかし、野菜を清涼飲料にする、というのは新しい切り口ではあるなと思った。   
この調子で行くと   
   
レタス味のコーラ   
   
とか   
   
かぼちゃ味のスプライト   
   
とか、でてくんのかな。   
絶対飲めないな、俺。

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2007年5月23日 (水)

もむときは後ろから

(ニュース)

・5月独Zew景況感指数 24(前月16.5)、市場予想23。予想以上に改善。

・加アルキャンが米アルコアの買収提案を拒否。

・Statoil(ノルウェー)は、Kalundborg製油所(110KBD、デンマーク)を本日より再稼動。      
・Valero Corps Chrsti製油所(340KBD、テキサス、P3)、定修で稼動停止の予定。      
・BPはアラスカ Prudhoe Bay油田(400KBD)でパイプライン漏れが発生、生産量が100KBDに低下していると発表。      
・米海洋大気局「今年のハリケーンは7~10個で、うち、3~5個がカテゴリー3以上になる見通し」

(市況)

「下落」      
 昨日の商品市場は軒並み下落している。非鉄金属はテクニカルな売りが一巡したと見ていたが、昨日も銅を中心にテクニカルな売りが見られた。エネルギーは特段材料がなかったもののこちらも下値を固める展開(ファンダメンタルはブルな材料が多い)、ソフトコモディティも作付けと育成状況が良好なことから水準を切り下げ、貴金属は非鉄金属の下落を受けて水準を切り下げる展開であった。尚、株式市場は各国高安まちまちであった。

(ひとりごと)

カミさんが子供の世話で疲れていた。
子供を足の上に乗せてあやしていたが、疲れたので子供をひざの上に乗せたままベッドに仰向けに倒れこんだ。

「かわいそうに」

と思ったので、めったにやってあげていない肩もみをやってやろうと首に手を回した

「何するのッッ!!」

えっ...肩もみなんですが?

「前から肩もんだら、首絞まっちゃうでしょ!」

確かに。
片手で首の周りをもんでやろうと思って手を首にかけたら、首を絞めているようにしか見えない。
このまま揉んでいたら明日の朝刊で   
「育児ノイローゼで、会社員、妻を絞殺」   
なんて、出てしまうところであった。   

皆さん、首を、あ、いや、肩をもむときは面倒でも、うつぶせになって、あるいは座らせた状態で「後ろから」揉みましょう。   
間違っても、前から揉まないように。

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2007年5月22日 (火)

本屋のサンプル

(ニュース)

・インドネシアの錫工業会は、政府から認可を得た小規模生産者は引き続き機械の準備中であり、1ヶ月以上生産停止の状態。      
・インドネシア Bangka島の豪雨の影響で、スメルターへの原料供給が障害を受けている状況。      
・豪PerilyaはBroken Hill鉱山における鉛と亜鉛のコンセントレートの生産が、Q107は前年比半分に減少したと報告。      
 これに伴い鉛の生産目標を▲12%の90KMt、亜鉛の生産量を▲4%の60KMtに引き下げた。      
・中国は6月1日から精錬鉛の輸出関税を10%とし、Unwrought亜鉛の輸出関税を5%から10%に引上げ、ニッケル鉱の輸出関税を10%から15%に引上げ(Reuters)      
(IAI)      
・4月の世界(除中国)のプライマリーアルミ総生産量2,017KMt(前月比▲61KMt、前年比+56KMt)、同中国の生産量991KMt(前月比+26KMt、前年比+267KMt)。      
・Q107の世界(除中国)のアルミナ総生産量14,295KMt(前期比▲480KMt、前年同期比+154KMt)、同中国の生産量4,378KMt(前期比+118KMt、前年同期比+1,610KMt)。   

・米在庫統計予想 原油在庫±0.0MB、ガソリン+1.5MB、ディスティレート+1.5MB、稼働率+0.5%。      
・ナイジェリア、Port Harcourt地区の2人のインド人労働者が誘拐される(先週末~継続)。      
・ナイジェリア、Totalのオンショア設備を銃で武装した武装勢力が攻撃。      
・OPECの減産撤回はないだろう(リビア国営石油会社会長)。      
・カタール石油相「OPECは9月以前に会合の計画なし。原油供給は十分」      
・米ボドマン「製油所の精製能力は回復しつつある」      

(市況)

「まちまち」      
 昨日の商品市場はまちまちであった。非鉄金属はテクニカルな売りが一巡、安値拾いの買いが継続して上昇、エネルギーはOPECの増産見込みが低いことや石油製品需給のタイトさを背景に上昇した。ソフトコモディティはトウモロコシがコーンベルト東部の降雨不足を受けて上昇したことから、大豆も連れ高となった。貴金属はまちまち。株式市場もまちまちであった。

(ひとりごと)

あ、もうすぐ100回に到達する。
この手のレポートを書き始めてから通算で400回目、ということになる。

さて。

この前、子供をベビーカーに乗せ、本屋に行った。
正直、漫画が大好きなので漫画を物色するために行くのだが
いつも本屋にきて思うが

「やはり買うときは、2~3冊目ぐらい下の奴」

を取る人が多い。
嘉門達夫の歌でもあった通りである。
しかし私は当たり前といえば当たり前であるが、この中に実は重要な法則を見出した。

つまりですね。   
皆が自動的に2~3冊目を取ることによって、一番上の雑誌は「誰も買わない雑誌」   
になっているわけですよ。   
結果、一番上の雑誌は暗黙の了解のうちに「サンプル」というステータスを与えられているものなのである。   
この理屈を理解した本屋さんの中で、あからさまに   
「サンプル」   
と書いてある本をおいてあるところがあるのだが、そこの本屋の本は痛んでしまっているケースが多い。   
それは以下のような理由によるものと、独断と偏見で思っている。   
   
「サンプル」がおいていない場合   
とりあえず一番上のを見てみる。   
と、言うのもそれほど汚れているわけではなく、手元に持ってきて数ページ読んでみないと   
本が傷んでいるかどうか分からないからだ。   
そのため、一旦一番上のものを見てみて、その後、2~3冊目を買う   
   
「サンプル」がおいてある場合   
とりあえずサンプルを見てみる。   
面白そうだから買ってみよう、と思って2~3冊目を取ってみる。   
ところが人間慎重なもので、「サンプルがあれだけぼろぼろだったので」もう一度、2~3冊目ぐらいの本の外装や   
内側をチェックする、という行動を取ってしまう   
結果、結構の量の本が傷むことになる。   
   
つまり、サンプルをサンプルたらしめるために、サンプルって書かなければ良いんだ。   
ってこと。   
   
に、勝手に気づいた。   
子供と2人きりだったので、いつも厳しく裁定してくれるカミさんがいなかった。   
我が子は父のこうした気持ちもわからず、笑っていた。   
   
ま、そんなものか。   
正直どうでもいい話だし。

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2007年5月21日 (月)

親子丼

(ニュース)

・4月英小売売上高 前月比▲0.1%(前月改定+0.5%)、市場予想+0.6%。予想外のマイナス。金利引上げと物価上昇の影響か。   
・5月米ミシガン大学消費者マインド指数速報 88.7(前月87.1)、市場予想86.2。   
・Q107シンガポールGDP 前年比+7.6%。   
・XstrataとAnglo America労働者は賃上げを要求(チリ)。      
・ISSF(国債ステンレス鋼フォーラム)は2007年の世界ステンレス生産が前年比+5.1%の29.8百万㌧になるとの見通しを発表。      
 アジアが前年比+11.8%の16.85百万㌧、南北米は▲3.4%の2.85百万㌧、西欧州は▲2.7%の0.97百万㌧、中・東欧は+10.3%の0.4百万㌧。      
 2006年実績は前年比+16.7%の28.36百万㌧、アジアがは+20.6%の15.07百万㌧、西欧州は+13.4%の9.97百万㌧、南北米は+9.8%の2.95百万㌧、中・東欧は+16.8%の0.36百万㌧。

・ConocoPhillips Borger製油所(146KBD、テキサス、P3)、CCUとボイラーの定期点検。      
・ConocoPhillips Ponca City製油所(194KBD、オクラホマ、P3)、FCC今週再稼動の見込み。      
・Saudi Aramco Ras Tanura製油所、技術的な問題で6月8日までメンテナンスのため稼動停止。      
・BP Texas City製油所(460KBD、テキサス、P3)、ユニットの一部を稼動停止。      
・Valero Port Arthur製油所(295KBD、テキサス、P3)、ガス圧縮装置でフレア発生。

(市況)

「まちまち」      
 週末の商品市場はまちまちであった。非鉄金属は足許の大幅な下落を受けて安値拾いの買いが優勢となり上昇、エネルギーは木曜日の上げ幅があまりにも大きかったことから一旦利食い売りの動きが優勢となった。貴金属はドル安の進行で買われており、ETF上場の可能性があるプラチナは堅調に推移している。
 株式市場は消費者マインド指数の改善を受けて米株が上昇したこともあり、上昇している。景気が踊り場に入ったのでは、と考えられている日本株は調整色を強めている。

(ひとりごと)

最近丼ものの話ばっかり書いているが、今日は親子丼について考えてみたい。      
      
親子丼、とはよくよく考えてみると非常に残酷な名前である。      
親子ともども食べてしまいます、ということなのだから。      
確かに親子を丼にした、という観点に立つと明快かつ、これ以上短く説明した単語はあるまい。      
      
と、親子丼はかわいそうである、という話はさておき、であるが。      
親子丼は正直、他の丼モノと比べて運営計画で悩む瞬間が少ない。      
というのも、      
      
具材である鶏肉と卵      
      
が同時に存在しているからだ。      
え?      
カツ丼も卵とカツなんですが...って?      
      
それは違う。      
というのも、ちょっと思い出してみると分かるが      
      
カツ丼の卵は完全に固まっているが、親子丼の卵は半熟の場合が多い      
      
ためである。      
つまり、一つのかたまりとしてご飯のおかずとなりうる鶏肉は、カツ丼や鉄火丼と同様、      
運営計画に注意しながら摂食せねばならないのだが      
半熟の卵がかかっていることにより、卵とタレの混ざった美味しいソースがご飯に染み込むため      
全体として運営計画を考慮する必要がなくなるのだ。      
      
もちろん、半熟の卵がかかっていない場合にはこの限りではなく、カツと同様の運営計画の遂行が      
求められることになる。      
こうなると、カツ丼と違い、切れ目が入っていないことから非常に難しい丼モノの1つに変身してしまうから、要注意であろう。      
      
半熟であった場合には非常に食べ易い。      
まずは好みにもよるが、七味を一振り。      
ややもすると甘ったるくて単調になりがちな親子丼の味が、この七味の一振りで生まれ変わる。      
カミさんは七味ではなく、山椒をかけるのが好きみたいだが、山椒は個人的には親子丼には合わないような気がする。      
      
まず、上手に煮込まれた鶏肉を1つまみ。      
甘辛のタレを吸い込んだ半熟卵がこの鶏肉を包んでいるので、まるで「よく出来た薄味のタレ焼きの焼き鳥」を食べているかの感覚を受ける。      
すかさずご飯を口に運ぶが、半熟卵のおかげでご飯が一体感を失っている(纏まっていない、ってことです)ため      
口の中に鶏肉が残っているうちにご飯を口に運ぶのが結構難しい。      
      
ここで気の利いた店だと、匙が添えられているのだが      
私は日本人として断固、親子丼を食べるときに匙を使うのは強力に否定したい。      
      
そんなことをしてあっさり食べてしまったらあの、      
      
「あぁ、口の中の鶏肉がなくなりそうなのに、ご飯が口に届かない」      
      
という軽いどきどき感が味わえないのだ。      
運営計画は簡単であるにも関わらず、タイミングが難しい丼モノである、といえよう。

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2007年5月18日 (金)

我が子

(ニュース)

・4月ユーロ圏消費者物価指数 前年比+1.9%(前月と同じ)、市場予想+1.8%。   
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比▲0.8%の675.5、購入指数は▲1.4%の432.3、借換指数は±0.0%の2,115.5。   
・4月米住宅着工件数 前月比+2.5%の152.8万戸(3月改定149.1万戸(速報比▲2.7万戸))、市場予想148万戸。   
・4月米鉱工業生産 前月比+0.7%(前月改定▲0.3%(速報比▲0.1%))、市場予想+0.3%。設備稼働率81.6%(前月改定81.2%(速報比▲0.2%))   
・1-4月中国固定資産投資 前年比+25.5%。3月の1-3月の23.3%から加速。   
・米週間新規失業保険申請者数 ▲5千人の293千人(市場予想315千人)。      
・Q107日本GDP一次速報 前期比+0.6%、年率+2.4%(前期改定+0.5%)。設備投資は▲0.9%とマイナスに転じている。

・中国政府は銅輸入に監視、輸入関税2%、17%のVATを課税することを検討中(チリとはFTAが結ばれているのでこの対象外)。      
・銅の供給は需要を280KMt上回る見通し。2006年は330KMtの供給超過(ICSG)。      
・4月の中国の銅生産、電力向けが+17%の274KMt、自動車向けアルミ生産は+38%の974KMt、アルミナ生産は+65%の1.7百万㌧。

・ConocoPhillips Borger製油所(146KBD、テキサス、P3)、CCUとボイラーの定期点検。      
・BP Texas City製油所(115KBD、テキサス、P3)、定期メンテナンスのため閉鎖の予定。      
・Murphy Oil Meraux製油所(125KBD、テキサス、P3)、小規模修理のため稼動停止。      
・ペンシルベニア州レディングからNY州バッファローにガソリンを油送するパイプラインが事故のため閉鎖。

(市況)

「まちまち」      
 昨日の商品市場はまちまちであった。非鉄金属は、中国国内の銅供給が著しく増加しているという思惑から銅価格が大幅に調整したことを受けて水準を切り下げる展開であった。一方エネルギーはテキサス製油所でのトラブルを受けてガソリン価格が高騰したことから大幅に上昇する展開となった。ソフトコモディティは変わらず、貴金属はドル高の進行で小幅安であった。株式市場は引き続き安定しているをは言いがたい状況が続いている。

(ひとりごと)

我が子を見ていると楽しい。   
ほほえましい。   
目に入れても痛くない、という格言もよく分かる。   

で。

よくよく観察してみると、ある傾向が見られた。
足が結構強くて、始終足をバタバタさせているのだが
首が右を向いているときは右足が
首が左を向いているときは左足が
動くのだ。

ふと、思った。

と、いうことは、この状態で歩き出すとすると、首を左右に振りながら歩く、ということになるのか?
ちょっと不安になった平日の夜であった。

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2007年5月16日 (水)

ネギトロ丼

(ニュース)

・1-4月中国CPI 前年比+3.0%(3月+3.3%)、市場予想+3.1%。   
・4月英生産者物価 前月比+0.5%(前月+0.6%)、市場予想+0.5%。   
・4月中国小売売上高 前年比+15.5%(前月+15.3%)、市場予想+15.1%。所得増加や株価の上昇で個人消費堅調。   
・3月日本機械受注 前月比▲4.5%(前月▲5.2%)、市場予想+1.5%。予想外のマイナス。   
・トムソン、ロイターを買収で合意。   
・Q107独GDP速報 前期比+0.5%(前期改定+1.0%)、市場予想+0.3%。      
・Q107仏GDP速報 前期比+0.5%、市場予想+0.7%。      
・Q107ユーロ圏GDP速報 前期比+0.6%(Q406+0.9%)、市場予想+0.5%。      
・5月NY連銀製造業景況指数 8.0(前月3.8)、市場予想8.0。      
・4月米消費者物価指数 前月比+0.4%(前月+0.6%)、市場予想+0.5%。      
・3月対米証券投資 676億㌦の買い越し(前月581億㌦の買い越し)、市場予想710億㌦。      
 米中長期国債投資 351億㌦の買い越し(前月169億㌦の買い越し)      
 政府機関債 155億ドルの買い越し(前月20億㌦の買い越し)      
 日本の米国債投資55億㌦の純増(保有総額6,123億㌦)      
 OPECの米国債投資は22億㌦の純増、英国は261億㌦の純増、カリブ諸国は180億㌦の純増

・中国の2007年のアルミニウム需要は9.4%像の37.6百万㌧になる見通し。需給は575KMtの供給超に(CRU)。      
・4月チリの銅輸出は前年比+33%の32.8億㌦に。中国の需要増加で。      
・亜鉛の世界供給は6.9%増加の11.4百万㌧、需要は4%増加の11.45百万㌧に(ILZSG)。      
・鉛の世界供給は3.8%の8.21百万㌧、需要は4.1%増加の8.26百万㌧に(ILZSG)。      
・中国の1~4月の銅・銅製品の輸入は前年同期比+61%の1.08百万㌧に。4月の同輸入は304.672千㌧。      
・中国の1~4月のプライマリーアルミの輸出は▲53%の192.245千㌧、4月の同輸出は50.85千㌧。

・米在庫統計市場予想 原油在庫+0.1MB(小職予想±0.0MB)、ガソリン+1.0MB(+0.1MB)、ディスティレート+1.2MB(+1.1MB)、稼働率+0.75%(+0.5%)。      
・Shell、ナイジェリアのパイプライン設備を地域住民に占拠される。フォースマジュールを宣言(170KBDの生産が停止)。      
・IEA「夏前のOPECからの生産増加無くして、エネルギー市場をどのようにして均衡させるのか予測できない」      
・OPECハミリ議長「世界の原油供給は十分であり、9月前に臨時総会を開催する必要性はない」

(市況)

「上昇」      
 昨日の商品市場は略全ての商品が上昇した。個別商品のファンダメンタルの強さもあるが、昨日に関して言えば相場のセンチメントに大きな影響を与えると見られる米国株式市場が回復したことで、買い安心感が広がったためと見ている。
 週次のパフォーマンスでは、先週最もパフォーマンスが良かったのがRBOB、2番目が上海A株、3番目がヒーティングオイルであった。最も悪かったのがトウモロコシ。セクター別では新興国株の上昇が最も顕著で、次いでエネルギー、各国株式となっている。最もパフォーマンスが悪かったのが非鉄金属であった。

(ひとりごと)

ネギトロ丼も美味しいですよね。   
大好きな丼モノの1つである。   
お店によって載っているものが微妙に違うが、概ね   
   
トロのすき身+ネギ

の組み合わせである。
但しネギも2種類あって、
万能ネギ、ないしはあさつきの小口切りが載っているもの
と、
普通の長ネギのみじん切りが載っているもの

がある。
個人的な好みを言えば、あさつきの小口切りが載っている方が差し障りがないが、長ネギのみじん切りが載っているほうが味は良い、と思う。
但し、長ネギのみじん切りの場合にはどうもあさつきの場合に比べてネギ臭くて宜しくない。
それを緩和するためにしその細切りを合わせているときもあるが、個人的にはしその香りは食べ物の味を大幅に損ねるので、余り好きではない。

食べ方も結構悩む
ネギトロ自体の分量は、他の丼モノと違って比較的食べる量の調整が容易である。
よって、ネギトロ自体を食べることに関する、運営計画を気にする必要は余りない。
ネギトロに数枚、マグロの切り身が載っている場合には大問題ではあるのだが。   
   
ネギトロ丼を食べるときの最大の問題点は   

「醤油を如何にかけるか?」   

に集約されると思う。   

例えば海鮮丼などとは異なり、「具材を箸で取り、醤油を付けて食べる」という動作が基本的には出来ないからだ。   
つまり、ネギトロ丼を食べる場合には、醤油を直に、かつ、適量かける必要があるのだ。   
   
   
次の問題はわさびである。   
通常、ネギトロ丼の場合は、ネギトロの上にわさびが載せられていることが多い。   
つまりここで   

(i)わさびに醤油がかからないようにどけるのか
(ii)ネギトロに混ぜ込んでしまうのか
(iii)動かさないでそのままにし、醤油がかかっても気にしないか

といった選択をせねばならないのだ。   
   
ところがここでむかーし、紺野美沙子がコマーシャルで   

「わさびは醤油に付けません」

といっていたのが思い出される。

確かに魚を美味しく食べようと思ったらわさびは別にしておき、少しずつつけながら食べるのが望ましい、と思う。
そうなると今度は丼ものを食べるときに必ず取り上げられる「運営計画」に支障をきたすことになる。
殆ど親指一つまみ分ぐらいしかないわさびを、適量づつネギトロに合わせて食べていかねばならないのだ。
これは天丼やカツ丼の運営計画に比較すると、格段に難しい。

よって私は例によって、

「時間があるときは小皿にわさびを移し、醤油をネギトロに直がけし、少しずつわさびを付けて食べ、時間がないときには残念ではあるが、小皿にわさびを移し、醤油で溶いてしまったものをかけて食べる」

という手法をとっている。
平日、昼飯で食べるときは明らかに時間がないので後者を選択することが多く、週末カミさんと食べるときには前者を選択することが多い。

醤油が適量まぶされたネギトロを、箸で垂直に丼に突き刺して同時に酢飯を掬い取り、食べる。
口の中に甘やかなネギトロの味と、ネギの軽い刺激と鼻に抜けるわさびの香りを楽しみつつ、全てが渾然となって喉を通り抜けるあの快感。
その後、一口かじるガリが口の中を新たにしてくれ、もう一口食べたい、という気持ちになる。

醤油をかけるまでは一大作業であるが、かけ終わった後は、単純作業の繰り返しだ。
そして、この作業があまりに単純であるが故に、他の丼モノよりも明らかに早く食べ終わってしまう。

「嗚呼、もうなくなった....もう一杯食べようか?」

と思えるぐらいのタイミングで全てのものが胃の中に収まってしまう。
非常に罪な食べ物である。

次は親子丼かしら。

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ネギトロ丼

(ニュース)

・1-4月中国CPI 前年比+3.0%(3月+3.3%)、市場予想+3.1%。   
・4月英生産者物価 前月比+0.5%(前月+0.6%)、市場予想+0.5%。   
・4月中国小売売上高 前年比+15.5%(前月+15.3%)、市場予想+15.1%。所得増加や株価の上昇で個人消費堅調。   
・3月日本機械受注 前月比▲4.5%(前月▲5.2%)、市場予想+1.5%。予想外のマイナス。   
・トムソン、ロイターを買収で合意。   
・Q107独GDP速報 前期比+0.5%(前期改定+1.0%)、市場予想+0.3%。      
・Q107仏GDP速報 前期比+0.5%、市場予想+0.7%。      
・Q107ユーロ圏GDP速報 前期比+0.6%(Q406+0.9%)、市場予想+0.5%。      
・5月NY連銀製造業景況指数 8.0(前月3.8)、市場予想8.0。      
・4月米消費者物価指数 前月比+0.4%(前月+0.6%)、市場予想+0.5%。      
・3月対米証券投資 676億㌦の買い越し(前月581億㌦の買い越し)、市場予想710億㌦。      
 米中長期国債投資 351億㌦の買い越し(前月169億㌦の買い越し)      
 政府機関債 155億ドルの買い越し(前月20億㌦の買い越し)      
 日本の米国債投資55億㌦の純増(保有総額6,123億㌦)      
 OPECの米国債投資は22億㌦の純増、英国は261億㌦の純増、カリブ諸国は180億㌦の純増

・中国の2007年のアルミニウム需要は9.4%像の37.6百万㌧になる見通し。需給は575KMtの供給超に(CRU)。      
・4月チリの銅輸出は前年比+33%の32.8億㌦に。中国の需要増加で。      
・亜鉛の世界供給は6.9%増加の11.4百万㌧、需要は4%増加の11.45百万㌧に(ILZSG)。      
・鉛の世界供給は3.8%の8.21百万㌧、需要は4.1%増加の8.26百万㌧に(ILZSG)。      
・中国の1~4月の銅・銅製品の輸入は前年同期比+61%の1.08百万㌧に。4月の同輸入は304.672千㌧。      
・中国の1~4月のプライマリーアルミの輸出は▲53%の192.245千㌧、4月の同輸出は50.85千㌧。

・米在庫統計市場予想 原油在庫+0.1MB(小職予想±0.0MB)、ガソリン+1.0MB(+0.1MB)、ディスティレート+1.2MB(+1.1MB)、稼働率+0.75%(+0.5%)。      
・Shell、ナイジェリアのパイプライン設備を地域住民に占拠される。フォースマジュールを宣言(170KBDの生産が停止)。      
・IEA「夏前のOPECからの生産増加無くして、エネルギー市場をどのようにして均衡させるのか予測できない」      
・OPECハミリ議長「世界の原油供給は十分であり、9月前に臨時総会を開催する必要性はない」

(市況)

「上昇」      
 昨日の商品市場は略全ての商品が上昇した。個別商品のファンダメンタルの強さもあるが、昨日に関して言えば相場のセンチメントに大きな影響を与えると見られる米国株式市場が回復したことで、買い安心感が広がったためと見ている。
 週次のパフォーマンスでは、先週最もパフォーマンスが良かったのがRBOB、2番目が上海A株、3番目がヒーティングオイルであった。最も悪かったのがトウモロコシ。セクター別では新興国株の上昇が最も顕著で、次いでエネルギー、各国株式となっている。最もパフォーマンスが悪かったのが非鉄金属であった。

(ひとりごと)

ネギトロ丼も美味しいですよね。   
大好きな丼モノの1つである。   
お店によって載っているものが微妙に違うが、概ね   
   
トロのすき身+ネギ

の組み合わせである。
但しネギも2種類あって、
万能ネギ、ないしはあさつきの小口切りが載っているもの
と、
普通の長ネギのみじん切りが載っているもの

がある。
個人的な好みを言えば、あさつきの小口切りが載っている方が差し障りがないが、長ネギのみじん切りが載っているほうが味は良い、と思う。
但し、長ネギのみじん切りの場合にはどうもあさつきの場合に比べてネギ臭くて宜しくない。
それを緩和するためにしその細切りを合わせているときもあるが、個人的にはしその香りは食べ物の味を大幅に損ねるので、余り好きではない。

食べ方も結構悩む
ネギトロ自体の分量は、他の丼モノと違って比較的食べる量の調整が容易である。
よって、ネギトロ自体を食べることに関する、運営計画を気にする必要は余りない。
ネギトロに数枚、マグロの切り身が載っている場合には大問題ではあるのだが。   
   
ネギトロ丼を食べるときの最大の問題点は   

「醤油を如何にかけるか?」   

に集約されると思う。   

例えば海鮮丼などとは異なり、「具材を箸で取り、醤油を付けて食べる」という動作が基本的には出来ないからだ。   
つまり、ネギトロ丼を食べる場合には、醤油を直に、かつ、適量かける必要があるのだ。   
   
   
次の問題はわさびである。   
通常、ネギトロ丼の場合は、ネギトロの上にわさびが載せられていることが多い。   
つまりここで   

(i)わさびに醤油がかからないようにどけるのか
(ii)ネギトロに混ぜ込んでしまうのか
(iii)動かさないでそのままにし、醤油がかかっても気にしないか

といった選択をせねばならないのだ。   
   
ところがここでむかーし、紺野美沙子がコマーシャルで   

「わさびは醤油に付けません」

といっていたのが思い出される。

確かに魚を美味しく食べようと思ったらわさびは別にしておき、少しずつつけながら食べるのが望ましい、と思う。
そうなると今度は丼ものを食べるときに必ず取り上げられる「運営計画」に支障をきたすことになる。
殆ど親指一つまみ分ぐらいしかないわさびを、適量づつネギトロに合わせて食べていかねばならないのだ。
これは天丼やカツ丼の運営計画に比較すると、格段に難しい。

よって私は例によって、

「時間があるときは小皿にわさびを移し、醤油をネギトロに直がけし、少しずつわさびを付けて食べ、時間がないときには残念ではあるが、小皿にわさびを移し、醤油で溶いてしまったものをかけて食べる」

という手法をとっている。
平日、昼飯で食べるときは明らかに時間がないので後者を選択することが多く、週末カミさんと食べるときには前者を選択することが多い。

醤油が適量まぶされたネギトロを、箸で垂直に丼に突き刺して同時に酢飯を掬い取り、食べる。
口の中に甘やかなネギトロの味と、ネギの軽い刺激と鼻に抜けるわさびの香りを楽しみつつ、全てが渾然となって喉を通り抜けるあの快感。
その後、一口かじるガリが口の中を新たにしてくれ、もう一口食べたい、という気持ちになる。

醤油をかけるまでは一大作業であるが、かけ終わった後は、単純作業の繰り返しだ。
そして、この作業があまりに単純であるが故に、他の丼モノよりも明らかに早く食べ終わってしまう。

「嗚呼、もうなくなった....もう一杯食べようか?」

と思えるぐらいのタイミングで全てのものが胃の中に収まってしまう。
非常に罪な食べ物である。

次は親子丼かしら。

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2007年5月14日 (月)

食べ放題

(ニュース)

・3月インド鉱工業生産 前年比+12.9%(前月改定+10.8%)、市場予想+10.4%。伸びが加速。   
・4月小売売上高 前月比▲0.2%(3月改定+1.0%(速報比+0.3%))、市場予想+0.5%。   
・4月米生産者物価 前月比+0.7%(前月+1.0%)、市場予想+0.6%。コア指数(除く食品・エネルギー) 前月比±0.0%(前月±0.0%)、市場予想+0.2%。エネルギー価格の上昇が要因。   
・3月米企業在庫 前月比▲0.1%(2月改定+0.2%(速報比▲0.1%))、市場予想+0.3%。   
・3月米企業売上高 前月比+1.4%(2月+0.3%)、売上高在庫比率1.27ヶ月(前月1.29ヶ月)。   
・4月米小売売上高 前月比▲0.2%(3月改定+1.0%(速報比+0.3%))、市場予想+0.4%。

・ConocoPhillips Ferndale製油所(96KBD、ワシントン、P5)で小規模な火災発生。      
・カナダImperial Oil Nanticoke製油所(118KBD、オンタリオ)、電力供給停止で稼動停止。      
・Koch Corps Christi製油所(300KBD、テキサス、P3)、2つのユニットが稼動停止。      
・Valero Texas City製油所(245KBD、テキサス、P3)、緊急火災警報の発令で稼動停止。今月3回目。

(市況)

「上昇」      
 週末の商品市場は略全ての商品が上昇して引けている。週末を控えた買戻しが優勢になったと考えられるが、一部のアジア株を除いて株価が木曜日の下落から一転、買戻しが優勢となったことから市場に買い安心感が広がったものと見られる。ソフトコモディティは大幅に上昇。特に大豆とトウモロコシの上昇が顕著(需給報告で2007年~2008年の在庫が予想を下回ったことなどが材料視された)。

(ひとりごと)

昨日、とんかつ屋にカツを食べに行ったんだが   
結構悩んだ。   
   
悩んだ、といっても私ではなく、カミさんが悩んでいたのだが   
理由は下記のようなもの

久しぶりにカツ丼を食べてみたい
カツ丼にはレタスのサラダと味噌汁がついているが、お替り自由ではない
カツ定食だと、キャベツと味噌汁、ご飯がお替りし放題である

念のために言っておきたいが、カミさんは食い意地が張っていて、「飯を大量に食べたい」わけではなく
キャベツと味噌汁(しじみの味噌汁なので体に良い)をたくさん摂取したいだけなのだ
産後、ということもあって体に気を遣っているのである

しかしながら、私からすればどうでもよい。
そこまでキャベツと味噌汁が飲みたいのなら、カツ定食を頼めばよいのだ

ところがここで、カミさんのわがままが炸裂。

キャベツのお替り自由と、味噌汁のお替り自由を、サービスで
   
...   
お店はOKしてくれた。   
お店に迷惑になるのでこの店の名前は出せないが、主婦とは恐ろしいものである、と思った。   
   
さあ、今週も頑張りましょう。 

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2007年5月11日 (金)

飛行機に乗るとツイてない-その⑩

(ニュース)

・3月英製造業生産 前月比+0.6%(前月改定▲0.7%)、市場予想+0.5%。10年ぶりの高い伸び。   
・3月英鉱工業生産 前月比+0.3%。   
・BOE、政策金利を25bp引上げ5.50%に。   
・ECB、政策金利を3.75%で据置き。   
・米週間新規失業保険申請者数 前週比▲9千人の297千人(市場予想315千人)。   
・4月米輸入物価指数 前月比+1.3%(3月改定+1.5%(速報比▲0.2%))、市場予想+1.0%。除く石油では前月比+0.2%。      
・3月米貿易収支赤字 前月比+10.4%の639億㌦(前月改定579億㌦(速報比▲5億㌦))、市場予想600億㌦。石油輸入の増加と価格上昇が背景。

・ペルーの銅生産は先週の5日間のストライキの影響で成長率が鈍化する見込み。      
・インド National Aluminum(インド最大のアルミナ生産者、1.58百万㌧/年)は、東Orissa州の労働者が実施していたストライキが終了。      
・Newmont Miningがペルーに保有するMinera Yanacocha鉱山(2007年の金予想生産量1.6百万オンス)のスト終了。      
・European Nickelはトルコのプロジェクト(BHP Billitonに供給予定、20KMt/年)が遅延し、Q208またはQ308に操業の時期が遅延すると発表。      
以前もこのニュースを取り上げたが、環境に配慮し、政府からココやしの植林を義務付けられていた

・韓国Yeochun は装置の故障でナフサユニットを停止      
・ExxonMobil Beaumont(348.5KBD、テキサス、P3)、改質ユニットのメンテナンスを実施。      
・Totalがコンゴに保有する油田で火災発生、2人が死亡、60KBDの生産が停止。      
・Varelo Delaware製油所(82KBD、オハイオ、P2)、接触触媒装置の不具合で処理量を55KBDに引き下げ。      
・Statoilは2007年の生産見通しを1.3MBDから1.15~1.20MBDに引き下げ。新しい油田からの生産が思わしくないため。

(市況)

「エネルギーと非鉄は上昇、株価は大幅に調整」      
 昨日の商品市場はエネルギー・非鉄は上昇、貴金属・ソフトは下落した。株式市場は上海をのぞけば概ね下落している。

(ひとりごと)

たぶんダメだ、と思いつつ空港に着いた。   
まっすぐ航空会社のオフィスに。   
   
私「チケット、ありましたか?」   
職員「いや、まだみつかっていません」
私「そうですか....。ってことは帰れないって事ですか」
職員「そういう事になりますね....申し訳ない。でも話を聞くところに因れば、また明日こっちに来るらしいじゃないか」
私「ええ」
職員「いっそ、ミセスに荷物を全て持ってきてもらっては?」

って言われても....10日間の旅行ですよ。スーツケース2つ持ってきてもらうわけにいかないでしょ。
ホテルはとれるの?

職員「満室ですねぇ...年末ですから」

じゃあそんな提案するなッ!!
って、自分が悪いんですけどね。
と途方にくれていたら、1人の職員が駆け寄ってきた

職員「ありました!!」
   
ええッ!!どこにッ!!   
   
なんでも親切なシンガポール人が、空港で拾って届けてくれたらしい。   
名前も言わず、立ち去った、との事である。   
   
嗚呼!!   
きっと昨晩食べたのがフライドポテトだったから、バチが当たらなかったんだ。   
良かったー。   
もしタスマニア産サーモンを頼んでいたら、きっと帰国できなかったに違いない。   
   
今回の教訓。   
   
「バチは当たる」

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2007年5月10日 (木)

飛行機に乗るとツイてない-その⑨

(ニュース)

・米MBA受託ローン申請指数 前週比+3.6%の680.7、購入指数+2.6%の438.3、借換指数+4.9%の2,115.2。   
・FOMC、政策金利を5.25%で据置き。   
(FOMC声明要旨:Bloombergより)   
今年初めの経済成長はペースが減速し、住宅セクターの調整は継続。   
しかしながら、この先の経済は数四半期にわたり、緩やかなペースで拡大する可能性が高いようだ。   
      
最近のコアインフレの数値は幾分か上昇してきている。      
インフレ圧力は時間をかけて落ち着く可能性が高いものの、高水準にある資源利用がインフレ圧力を維持する可能性がある。      
      
委員会はこうした状況に鑑み、インフレが期待通りに鈍化しないリスクが引き続き、政策運営で最重要事項であると判断した。      
但し、将来の政策調整に関しては、今後の情報に基づいて決定される。

・AlcoaがAlcanの敵対的買収を宣言、BHP BillitonがRio Tintoを買収するとの噂、XstrataとNorilskがLionOreを巡り攻防、Bolidenは生産者の買収を検討。

・米在庫統計 原油在庫+5.5MB(市場予想+0.9MB)、ガソリン+0.4MB(+0.2MB)、ディスティレート+1.6MB(+0.5MB)、稼働率+0.8%(+1.0%)。      
・Frontier OilはCheyenne, Wyoming,の製油所を30日間停止するとコメント。      
・Valero Corpus Christi製油所(340KBD、テキサス、P3)でベンゼン漏れ発生。

(市況)

「エネルギーと非鉄は下落、株価は堅調」      
 昨日の商品市場はエネルギーは下落、非鉄は上昇、貴金属は下落、ソフトは上昇、といったまちまちの展開であった。エネルギーは米統計を受けて下落し、非鉄金属はGW中の上昇ピッチが急であったことから調整的な売りが継続、貴金属は米FOMCで金利が据置きとなりかつ将来のインフレリスクを警戒するコメントであったことからドルが買われ、結果下落した。ソフトは投機筋と思われる押し目買いで水準を切り上げる動きであった。

(ひとりごと)

結局何の収穫もないまま、ホテルに到着した。   
ホテルではクリスマスシーズンということもあって、ロビーで賛美歌を歌ったりしている。   
みんな心なしか浮かれている。   
   
そう、私を除いては。

周りのレストランもすべて閉まっているので、ルームサービスをとることにした。
なんだかメニューがやたら高い。

タスマニア産、サーモンのグリルが単品で3,000円だ。
パスタは2,000円。

でも、やはり日本人なのか、
「こういうときに贅沢をするとバチが当たる」
と思うらしく、自然と目は安い値段のものばかりに行ってしまう。

パンのみ

とか

ぺリエのみ

とか。
   
悩んだが、一番安いフライドポテト700円(単品。税サ別)を頼んだ。   
   
翌日、航空会社のオフィスに電話をしてみた。   
そもそも自分の英語がおぼつかないので、職員のしゃべるオージー英語は全く聞き取れない。   
以前、「おれおれ詐欺」に遭いかかったときの、バカなチンピラのように先方はやたらとゆっくりと話し始めた(この話はそのうち)。   
「あーなーたーはー、チャーンーギーくーうーこーうでー...(以下略)」   
   
さっぱり理解できません。。。。   
   
その後、転勤してきたばかりの私の同期に変わってもらったが、やはり通じない。   
結局「明日の夕方、空港にとりあえず来い」という話になって、終わってしまった。   
当然、提案も上手く行かない。何のために出張してきたのかわからない。   
精神力のなさを痛感し、力なく空港に向かった。   
(続く)

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2007年5月 9日 (水)

飛行機に乗るとツイてない-その⑧

(ニュース)

・3月独鉱工業生産速報 前月比▲0.1%(前月+0.4%)、市場予想±0.0%。   
・3月米卸売在庫 前月比+0.3%(前月改定+0.4%(速報比▲0.1%))、市場予想+0.4%。   
・3月米売上高 前月比+1.8%(前月▲1.0%)、同在庫比率1.14ヶ月(前月1.15ヶ月)。

・豪IrveniaはEsperance港からの輸出が差し止めとなっているが、Fremantle港からの輸出の可能性を模索中。

・ナイジェリアで武装勢力がパイプラインを攻撃、バイエルサ州の主要パイプライン3本が破壊された模様。      
・Total Port Arthur製油所(240KBD、テキサス、P3)の稼動を停止。

(市況)

「エネルギー以外は下落」      
 昨日の商品市場はエネルギー以外は概ね下落した。GW期間中に相場水準が大幅に切り上がった非鉄金属市場では利食い売りが優勢となったが、エネルギーはナイジェリア問題で上昇する展開であった。貴金属は米統計を受けてドル高が進行したことから下落、供給不安の遠のいたトウモロコシも利食い売りに押された。株式市場は概ね下落している。

(ひとりごと)

やっとのことでイミグレーションを通過。   
CAに言われたとおり、航空会社のオフィスに直行する。   
かくかくしかじかでこうなりました、って説明をしたところ、   
職員「ミスター申し訳ない。この予約は旅行代理店を通じて行っているので、旅行代理店で確認が取れなければ再発行は出来ない」   

マジ!?
とりあえず、代理店に電話してみる。誰も出ない。
暫くテープレコーダーのメッセージを聞いていたら、「緊急の場合はコチラに」という案内が出たので、そちらにかけてみる。
オフィサーが出た。

で。

またかくかくしかじかでこうなりました、って説明をしたところ、

オフィサー「直ちに警察に行け」
私「警察?」
オフィサー「そうだ。警察だ」
私「警察って、シドニーの警察?」
オフィサー「そうだ。シドニーの警察だ」
私「だって、俺、チャンギでなくしたのよ。それでもシドニーの警察に行くの?」
オフィサー「そうだ」   
私「何故!?」   
   
全く話がわからない。もう一度聞き返すと彼女はこういった。   
   
オフィサー「ミスター。よく聞け。物を落としたら、警察に行くんだよ」   
   
このやろう!!   
   
小学生じゃないんだぞ!!   
ひょっとして私の英語がまずいのかと思い、空港職員にお願いする。直に交渉してくれと。   
職員も怪訝そうな表情だ。   
携帯を手渡し、職員とシンガポールの旅行代理店との会話が始まる。   
ところが、職員は首をひねるばかり。   
電話が終わった。   
   
職員「ううん。ミスター。何だかよく判らないが、警察にいけ、といっているな。非常にややこしい事になっているので、明日、本社に電話してくれるか?」

マジ!?
シドニーに来て、国際たらい回しにあった。
涙ながらに空港を後にし、ホテルに向かう。
すっかり日暮れだ。
西に沈む太陽は、まさに私の今の気持ちそのもの。
果たして無事に帰れるのだろうか....。
お客さんに面談しに行く前から、帰ることばかり考えている。
(続く)

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2007年5月 7日 (月)

飛行機に乗るとツイてない-その⑦

(ニュース)

・4月ユーロ圏製造業景気指数 55.4(前月55.4)、市場予想55.7。   
・3月ユーロ圏失業率 7.2%(前月7.3%)。   
・4月独失業者数▲9千人の3,845千人(市場予想4,000千人)、失業率9.2%(市場予想9.1%)。   
・米MBA住宅ローン申請指数 前週比+0.6%の657.2、購入指数+4.0%の427.3、借換指数▲3.2%の2,015.8。   
・3月米製造業機械受注 前月比+3.1%(前月改定+1.4%(速報比+0.4%))、市場予想+2.2%、輸送機除く受注指数+1.9%(前月+1.9%)。   
・米週間新規失業保険申請者数 前週比▲21千人の305千人(市場予想325千人)。      
・Q107米労働生産性速報 前期比年率+1.7%(前期+2.1%)、市場予想+0.7%。      
・Q107米単位あたり労働コスト 前期比年率+0.6%(前期+6.2%)。      
・4月米非製造業ISM景況指数 56.0(前月52.4)、市場予想53.0。      
・4月米非農業部門雇用者数 前月比+88千人(前月改定+177千人(速報比▲3千人))、市場予想+100千人。2004年11月以来最小の伸び。逆に利下げの可能性?      
・4月米失業率4.5%(前月4.4%)、市場予想4.5%。      
・仏大統領選挙、右派のサルコジ氏が勝利。

・ペルー、70の鉱山労働組合、5日間のストの後、経営側の提案に合意。      
・豪Esperance港から出荷予定のニッケルコンセントレート20.5KMt(Lion Ore MiningとJubilee Mines NLのもの)が悪臭ないし粉塵等を材料に当局の監視下に。

・OPEC議長「世界の原油市場の供給は十分。原油相場高は製油所の不足が後押ししている」      
・OPECハドリ事務局長「需要は10~12月期に増加するので、必要であればこの時期に増産の可能性はある」      
・BP Whiting製油所(252KBD、インディアナ、P2)、6月にも再稼動(関係筋の憶測報道)。      
・Tesoro Wilmington製油所(98.5KBD、カリフォルニア、P5)、改質装置と脱硫ユニットのメンテナンスを実施の予定。      
・ベルギーオイル関連労働組合、経営側の提案に合意。

(市況)

「まちまち」      
 週末の商品市場はまちまちであった。エネルギーはポジション調整と季節要因で概ね下落、非鉄金属は夏場の定修前の需要増加と、米統計(機械受注)が好調であったことなどから飽きない薄い中大幅に上昇する展開となった。貴金属はユーロ高の進行を受けて引き続き上昇、ソフトも堅調であった。株式市場はまちまちであった。

(ひとりごと)

空「何で、今ひげを生やしている?」   
   
英語でこういった尋問を受けた事がないので、こっちはしどろもどろである。   
   
私「いや、あの、私はひげはどうでもいいんだけど、イチロー知ってますか」
空「イチロー?知らないな。何をする人だ」

しまった!また余分なことを言ってしまった!

私「いやあの、イチローは野球選手で」
空「野球とひげとなんの関係があるんだ」
私「いや、あの、えーと、カミさんが好きなんですよね」
空「イチローをか?ヒゲをか?」
私「ヒゲのほうです」
空「ははぁーん」
と、ニヤリと笑いながらいやらしそうな目つきをする。

空「わかるよ」

余計なお世話である。
結局イミグレーションを通過するまで30分近く費やした。   
全くもぅ。   
本チャンはこれからなのに...。   
(続く)   

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2007年5月 2日 (水)

飛行機に乗るとツイてない-その⑥

(ニュース)

・4月米ISM製造業景況指数 54.7(前月50.9)、市場予想51.0。   
・3月米中古住宅販売 前月比▲4.9%(前月改定+1.1%(速報比+0.4%))、市場予想+0.1%。

・Chevron 南アフリカの製油所のメンテナンスは予定よりも1週間延びる見込み。      
・ベルギー労働組合、経営側との交渉を再開することに合意(本日以降)。      
・ExxonMobil Torrance製油所(155KBD、カリフォルニア、P5)、フル稼働に。      
・ConocoPhillips Sweeny製油所(216KBD、テキサス、P3)、修理が終了。      
・欧州ナフサ価格が市場最高値に。ベルギーのストライキの影響等で。      
・イラン ヤルジャニOPEC代表「現在の原油価格は適正であり、原油不足を訴える報告はない」      
・クウェート サバハ石油相「OPECが原油供給量を増加させる必要はまだない」      
・ナイジェリアでChevron従業員6名が武装勢力に拉致される。これに伴い15KBDの油田生産が停止。

(市況)

「まちまち」      
 昨日のの商品市場はまちまちであった。エネルギーはポジション調整と思われる売りで水準を切り下げたが、欧州製品はしっかり。非鉄金属も銅・亜鉛等が強含み推移したがその他はまちまち、といった展開であった。貴金属も同様にまちまち。ソフトコモディティは総じて上昇している。株式市場はメーデーのため、欧州・アジア市場がクローズ。

(ひとりごと)

結局、まんじりともせず、睡眠も取れず、ニモを見て泣きつつシドニー空港に到着した。   
実はここでもひと揉めあった。   
   
イミグレーションで捕まった   

のだ。
パスポートを見せる。以下、空港職員とのやり取り。

空港職員「名前は」
私「○○だ」
空「何をしにきた」
私「ビジネスだ」
空「何のビジネスだ」
私「私は銀行員だ」
空「名刺を見せろ」

といわれたので、名刺を出した。

空「会社の名前は?」
私「▲▲だ」
空「この名刺の会社と違うではないか」   
   
しまった。このとき私は別会社に出向していたので、会社の名前が違うのだ。   
なので、何でこの会社で働いているかをとうとうと説明せねばならなかった。   
   
空「まあ、いい。分かった。ところで、だ。このパスポートの写真はお前と似ても似つかないが、これは偽造品ではないか?」   
   
なんですと!?   
   
確かに私は今、ひげを生やしているので、写真とは違う。でも、よく見れば判るでしょ!?   
このまま入国できないのでは?   
いや、むしろシンガポールに強制送還してもらったほうが、新婚旅行にこれるから、いいか。。。って、そんなはずない。   
(続く)

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2007年5月 1日 (火)

飛行機に乗るとツイてない-その⑤

(ニュース)

・4月ユーロ圏小売業景気指数 54.6(前月53.4)   
・Q107米雇用コスト指数 前期比+0.8%(Q406+0.9%)、市場予想+0.9%。   
・Q107米GDP速報 前期比年率+1.3%(Q406確定+2.5%)、市場予想+1.8%。4年ぶりの低い伸び。   
・4月ミシガン大学消費者マインド指数確定 87.1(3月確定88.4)、市場予想85.3。   
・4月ユーロ圏景況感指数速報 111.0(前月改定111.1)、市場予想111.7。   
・3月米個人消費支出+0.3%(前月+0.7%)、市場予想+0.5%。      
・3月米個人所得 前月比+0.7%(前月+0.7%)、市場予想+0.6%。      
・3月米PCEコア価格指数 前月比変わらず(前月+0.3%)、市場予想+0.1%。      
・4月米シカゴ購買部協会指数 52.9(前月61.7)、市場予想54.0。      
・3月米建設支出 前月比+0.2%(前月確報+1.5%(速報比+1.2%))、市場予想+0.1%。

・ペルー、70の鉱山労働組合がストに参加。

・Gary Williams Wynnewood製油所(55KBD、オクラホマ、P2)、火災の後で稼動停止。      
・Citgo Corpus Christi製油所(156KBD、テキサス、P3)、改質ユニットの稼働率低下。      
・ExxonMobil Beaumont製油所(348.5KBD、テキサス、P3)、稼動停止。      
・ConocoPhillips Wilmington製油所(139KBD、カリフォルニア、P5)、オイル漏れ発生。生産は通常どおり。      
・Total「アンゴラの生産が240KBDのピークに達した」

(市況)

「まちまち」      
 昨日のの商品市場はまちまちであった。週末は総じて堅調な推移であったが、メーデーやGWなどの連休を控えてポジション調整の取引が中心であったためと考えられる。
 週次のパフォーマンスは、商品別ではピークシーズンを迎えたRBOBが堅調、2番目が米天然ガス、3番目が上海A株であった。最もパフォーマンスが悪かったのが上海銅。セクター別ではエネルギーのパフォーマンスが最もよく、ついで新興国株、その他株式の順であった。セクター別で最もパフォーマンスが悪かったのは貴金属。

(ひとりごと)

その時はいろいろツイていて、というかダブルブッキングで、ビジネスクラスにアップグレードされていたのだ。   
初めてビジネスクラスで行く出張。   
よく、航空会社の宣伝にある「あなたにビジネスクラスのサービスを」なんてキャッチコピーが耳に心地よく聞える。   
で、悠々と飛行機のビジネスクラスに乗り込み、CAと話をした。   
「やっぱりビジネスクラスは違うね」
「有難うございます」
「ところで、なんだけど、帰りの飛行機のチケットをチャンギ空港でなくしてねぇ」
「えッ!?」
CAの顔色が変わる。
え?No worryなんじゃないの!?
と思って聞いてみたら、E-Ticketでない限り、空港で再発行はしてもらえないとのこと。
しかもこのとき日帰り出張だったので、場合によってはキャンセル待ちの席として売られてしまうかもしれないので、シドニーについたらすぐにカンタスのカウンターに行ってくれ、と言われてしまった。

随分話が違う。

No worryではなかったのか?しかも実のところ、日帰りした後、新婚旅行でシドニーに行く予定であったのだ。
となった瞬間、「ビジネスクラスのおもてなし」はどうでも良くなってきた。
そのとき映画でやっていたのが「ファインディング ニモ」である。
遠くに連れ去られてしまった子供のクマノミを、探す話だ。
ニモを見つけたとき、頬を涙が伝った。
「ファインディング・マイチケット」   
   
無事、シンガポールに帰国できるのだろうか...。   
(続く)

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