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2006年8月13日 - 2006年8月19日

2006年8月18日 (金)

タイの楽しいご旅行は-その⑥

(市況)

「下落」
 昨日の商品市場は下落した。夜間に発表された米景気先行指数や、英小売売上高等が市場予想を下回る水準であり、今週初から始まった「そもそもの景気の動向」に着目した売りが発生したためと考えられる。今後については、①景気動向自体、②需給動向(供給サイドのトラブルがどれだけ継続するのか、堅調といわれていた需要が本当に減速するのか)、③金利低下を背景とした投機資金の動向、を睨みながらの展開になると考える。

①は以前からこのコラムで指摘してきた「下りのエスカレーター」議論。③が景気減速を背景にアクティビティを低下させている(といっても、米株式市場・債券市場が落ち着けばある程度は市場に資金は還流する)以上、②の需給に関わる個別材料がなければ年末に向けて緩やかに水準を切り下げることになると見ている。

(ひとりごと)

ソムチャイが突然、地図を取り出し、ピィピィ島の説明を始めた。
素直に聞いてると、不安が募る。

ソムチャイ「ピィピィ島には人が住んでいました」

無人島?

ソムチャイ「ピィピィ島にはホテルが1つと、小さい町がありました」

ありましたって...廃墟?
とにかく30分というのはウソである、という事が分かった。この男、相当適当である。
どうも彼の頭の中には「時間を示す言葉は30分しか存在しない」ようだ。
しかし、彼の説明を地図を見ながら聞いていると、どうもピィピィ島には本当にホテルしかないらしい。
だが、ふと地図の下のほう(南の方、というのか)に目を落とすと、そこにはもう一つホテルらしきものがある。
私「ソムチャイ、これは?」
ソムチャイ「そこには人が住んでいました」

ああ、ここも廃墟か。
って訳ではなくてちゃんと人が住んで、ホテルもあるらしい。因みに聞いてみた。

私「ソムチャイ、俺たちのホテルからここまで、どれぐらいかかるの」
ソムチャイ「そうですねい。船で30ぷんです。」

また30ぷんかい。聞くだけ無駄であった。
そうこうしているうちに島に到着。
まず見てビックリしたのが、ジュラシックパークに出てくるようなうっそうとしたジャングル。
そのジャングルの隙間に点々とコテージが建っている。どうやらそこのうちのどれかに泊まる事になるらしい。
と、思っているといかだに毛の生えたような小さな船がやってくる。
海賊か?と思ったが、ホテルの従業員。
このタンカーもどきのニセ大型高速船では大きすぎて、ピィピィ島に着岸することが出来ないのだ。
おそるおそる船に乗りやっと島に到着。
鍵を貰った直後、ソムチャイに、島の南側にある町までいく手配をしてもらう。
どうやまた船に乗っていくらしい。
迎の船が来るまであと1時間。
とりあえずチェックインすることにした。
(続く)

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2006年8月17日 (木)

タイの楽しいご旅行は-その⑤

(市況)

「オイルは下落、非鉄は上昇」
 昨日の商品市場はまちまちであった。米経済統計が、「米国景気減速」を示すものであったことから全体のセンチメントがベアになり、米在庫統計で需要の減少が確認されたエネルギーは売られた。非鉄金属も米統計が市場予想を下回る内容であったことから様子見気分が強まったものの、ドル安の進行を受けて金が買われたこと、ニッケルが暴騰したことから全体的に連れ高の展開となった。以前から指摘している「米景気の失速に伴う需要の減少」が徐々に顕現化してくる可能性が高まってきた。
 だが、米利上げ観測後退に伴い米国株式は大幅に上昇、独Daxも上昇しており、ファンドの主戦場である株式・債券市場はしばらくは活況を呈する可能性が高いため、再び余剰資金が商品市場に向かう可能性も否定できない。景気減速懸念がある以上、この年初から見られるような積極的なコモディティ投資が見られる可能性は低く、資金投入量は減少するのではないか、と考えている。

 よって、しばらくは各商品毎、個別材料を吟味しつつの投資行動が続くものと考えられる。だが(だが、が多いな)、昨日・一昨日の統計のみを以って「米景気が本格的に減速している」と判断するのは時期尚早の感はある。
 オペレーションとして難しいのがQ406に見込まれている価格低下に対して、どのように対応してゆけるか、ということですが、引き続き夏場は各商品ともしっかり(それほど下がらない。トラブルがあれば上昇する)の展開になると考えられるので、夏場についてはヘッジを実施してゆくべきだと、小職は思っている。ですが、10月以降に関してはオプション等を使った下落リスクヘッジオペレーション(例えば在庫のヘッジとか)を視野に入れるべきだろう。

(米在庫統計ダイジェスト)

原油:331.0MB(▲1.6MB)

ガソリン:205.4MB(▲2.3MB)

SPR:687.8MB(+0.0MB)

重油: 42.6MB(+0.7MB)

 うちヒーティング:57.2MB(▲0.3MB)

ディスティレート:133.2MB(+0.7MB)

 (RBOB w Alcohol):39.0MB(▲1.7MB)

 うちBlending:89.2MB(▲1.8MB)

 うちConv.:113.1MB(▲0.7MB)

 うちRFG:3.1MB(+0.3MB)

昨日発表された統計は、原油在庫・石油製品在庫は減少したが、石油製品需要も同時に減少したことから仕上がりベースではニュートラルな統計であったといえる。だが、フォワードサプライカバーの水準は過去5年平均を下回るレベルでの推移を継続しており、先週と状況はなんら大きく変わっていない。

(ひとりごと)

30分というのはウソである、という事が分かった。
この男、相当適当である。
とにかく旅程表に書いてある時間を信じて「後1時間30分かかる」と思って時間をつぶす。

ソムチャイは日本語が達者なのだが、どこで勉強したのか、やたらと不思議な言葉を使う。
でも、少なくとも私がしゃべる英語よりはうまい(私の英語はボビーオロゴンの日本語に似ているらしいですから(NOVAの先生談))。

ソムチャイ「タナカさんは、Viking Caveに行きたいですか」

山口は旅行中ずっとタナカさんと呼ばれていた。
以前の雑感で説明したとおり、外国人から見れば日本人はみな、「タナカ」なのだ(伝説のサムライ参照)。
Viking Cave、なんだろうか?

私「Viking Caveには何があるんですか?」
ソムチャイ「そうですねぃ。そこには海賊が住んでいます」

ええッ!!!Σ( ̄ロ ̄lll) 海賊が住んでる!?
そんなところもちろん行きたくない。

ソムチャイ「行きたくないですか。そこには海ツバメも住んでいました」

....今、海賊が住んでいて、海燕が住んでいたところ。
海賊が海燕を追い出して住んでいるのだろうか!?

ソムチャイ「私は明日、行ってきました」

あぁ、そういうことか。彼には時制の概念がないのである。
まとめれば、「昔海賊がそこに住んでいて、今は海燕が巣を作っている」ということらしい。
我々が話す英語も、恐らくこんな風に聞えているのだろう。
軽く反省しつつ、話を続ける。後どれぐらいでつくのだろうか。

ソムチャイ「それは30ぷんぐらいです」

でた、30ぷん。
要は彼は時間を説明する言葉は「30分」しか知らないらしい。
と、話している間に本当にあと30分で島に到着するところまで来た。
そのときソムチャイが鞄からやおら地図を取り出し、ピィピィ島の説明を始めた。
(続く)

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2006年8月16日 (水)

タイの楽しいご旅行は-その④

(市況)

「オイルは下落、非鉄は上昇」
昨日の商品市場はまちまちであった。イスラエル・ヒズボラの戦闘が終了し、エネルギーは下値を探る動きとなったが、非鉄金属は米PPIの内容が予想を下回るものであったことから9月FOMCでの利上げ懸念が後退、急速に価格水準を上げた。その観点からすれば、エネルギーも「もっと下がっても良かったが、利上げ後退観測で買戻しが優勢となった」と見ることも出来る。

いずれにせよ、商品市場は非常に混沌としてきた。確実であるのは目先金融政策の変更の可能性がまたも遠のいたこと、ファンダメンタルは比較的良好(需給がタイトであるということ)であることから商品価格はさほど低下することはなかろう、ということ(それにしても今晩発表される米CPIの内容次第の部分はあるが...)。

オペレーションとして難しいのがQ406に見込まれている価格低下に対して、どのように対応してゆけるか、ということ。引き続き夏場は各商品ともしっかりの展開になると考えられるので、夏場についてはヘッジを実施してゆくべきだと、小職は思うが、10月以降に関してはオプション等を使った下落リスクヘッジオペレーション(例えば在庫のヘッジとか)を検討するべき時期にきていると考えている(...すみません、市況概観から外れてしまいましたね)。

(ひとりごと)

山口 「おい、ピィピィ島までは2時間ぐらいかかるみたいだぞ」
私 「ええッ?なんだか言ってることが違うなぁ。まぁ、ピィピィ島が目的なんだから良いじゃない、別に」
山口 「まぁそうか。でも、ソムチャイの『それは教えてあげないですねぃ』というのは気になる。そこに行ったら最後、もう帰ってこれないんじゃないか?」
私 「まさか...。それはないでしょ」

翌朝「タナカさん」を迎えにソムチャイが6:30に到着。港に直行する。

ソムチャイ「これからあなた方は、高速船に乗り込み、ピィピィ島に向かいます。30ぷんぐらいで着きます」

と30分を強調する。本当に30分で着くのだろうか?
港に着くと、大きなタンカーがたくさん泊まっている。
どれが高速船だろうか?
タンカーの中に、超老朽化が進んだ、いかにも密航に使われそうなタンカーがあった。

山口 「おい、凄い船だな。走るのかね」
私 「どう見ても走りそうにないよな」
ソムチャイ「その船に乗ってください」
二人 「ええッ!!!Σ( ̄ロ ̄lll) これッ!?」

どう見ても高速では走れそうにない。芦ノ湖の遊覧船の方が速そうだ。
いや、そもそも沈んだりしないのか?とにかく不安で一杯だ。

と、とっても乗りたくなかったが、それに乗らないことには旅の目的地、ピィピィ島にはたどり着かないのだ。
二人しぶしぶ船に乗る。

ところが概観はひどかったのだが、内装もひどかった。
どこまでひどかったかは、嫌な記憶を忘れるように体が出来ているのか、すっかり忘れてしまったが。
とにかくひどかった、という記憶しかない。

とにかく座ってみる。
旅の疲れもあったので、早速眠ることにする。
30分で着くはずなので、30分後に起きた。
さぁ、島はどれだ?

周りは海しかありません。

不安げにソムチャイに聞いてみる。後どれぐらいで到着するのかと。
ソムチャイはニヤリと笑ってこういった。

「そうですねぃ。30分ぐらいです」

後何回の30分を繰り返すと島に着くのだろうか.....。
(続く)

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2006年8月15日 (火)

タイの楽しいご旅行は-その③

(市況)

「総じて下落」
 昨日の商品市場は下落した。個別材料のアル商品のみ物色されたようである。エネルギーに関してはイスラエルとヒズボラの停戦を受けて下落、非鉄金属は週内発表される米インフレ関連指標がFRBによる金利引き締めを促すような内容なるのではとの見方から進行したドル高を受けて、銅・ニッケルを除いて下落した。結局ファンダメンタルの強い商品のみ物色され、それ以外は先行きの経済の不透明感もあり、一旦手仕舞い売りが優勢となったようである。
 夏枯れの時期、ということもあるが、全体として商品市場への投資意欲が減衰している感じを受ける。先々の米景気に不透明感が漂っているためである。但し、下落局面では消費者の買いも目立ち、総じてしっかりしているとの印象を受けるのもまた事実であるが。

 もし、9月のFOMCで利上げが行われた場合、下手をすると米国経済が「オーバーキル」の状態に陥る可能性も否定できず、投資家は投資に慎重にならざるを得ない環境になっていると考えられ、しばらくは取引の薄い中、エネルギー・非鉄とも方向感の出難い展開になると考える。尚、利上げがあった場合には、各商品とも6月末のレベルまで一旦売り込まれる可能性が高いと考えている(Q306入り以降に保有されたロングポジションの整理)。WTIは72㌦、銅は7,000㌦がメドか。

(ひとりごと)

とにかくプーケット島に到着。
アディダスジャージのソムチャイに連れられ、車に乗る。

初日はプーケットのホテルに一泊し、翌朝高速船にのってピィピィ島へ出発、というスケジュールだ。
ソムチャイがどういう人間かは分からないが、とにかくここに来るまでに思っていた「ピィピィ島への疑問」をぶつけてみた。
まず我々が心配しているのは、「何があるのか?」ということ。
山口が口火を切る

「ソムチャイ。ピィピィ島には何があるの?ガイドブックではヤシの木しか書いてなかったんだけど」

ソムチャイは何故だか分からないが、サングラスをしている。
到着したのは夜中なのにずっとサングラスをしているのだ。
(因みに後で分かったが、別に目が悪いわけではない。ただ格好つけているだけ、なんだそうだ)

その問いに対し、助手席のソムチャイはクルっと振り向き、ニヤリと笑った。
そして、カタコトの日本語でこう答えた。

「それは、教えてあげないですねぃ」

.....教えてあげないって、あんた。
なんだか、監獄島に送られる囚人の様な気分だ。
ついでに色々聞いてみる。ここからホテルまで、どれぐらいかかるのかまず、聞いてみる。

「そうですねぃ。30ぷんぐらいです」

なるほど。
ホテルまでは左程遠いわけではなさそうだ。
ついで、高速船にどれぐらい乗るのか、聞いてみる。

「そうですねぃ。30ぷんぐらいです」

これも30分か。高速船、というだけあって確かに早い。

「明日は、タナカさんを6:30に迎に行きます。タイバーツにお金を替えたい場合は、私に言ってください。良いレートで交換します」

相変わらずヤマグチはタナカ呼ばわりである。
タイバーツへの交換も良いレートでしてくれるらしい。怪しさ満点である。

ホテルに無事、チェックインし、明日の予定をチェックしてみる。山口が叫んだ。

「おい、ピィピィ島までは2時間ぐらいかかるみたいだぞ」
(続く)

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2006年8月14日 (月)

タイの楽しいご旅行は-その②

(市況)

「まちまち」
週末の商品市場はまちまちであった。ロンドンテロ事件の影響で大幅に下落したエネルギーはファンダメンタルの強さから買戻しが優勢となったが、非鉄金属は米小売売上高が市場予想を上回る伸びとなったことから大幅にドル高が進行、通常どおりの「ドル高→非鉄金属安」の展開となった。
ロンドン航空機テロ未遂の話は完全には終了していない。米国内でエジプトからの留学生が2名行方不明となっているなど、8月22日(イスラムの重要な日(預言者の天国昇天日))に何かしらの「悪いこと」が起きる可能性があるためである(
金融市場に近い場所での「悪いこと」は相場の押し下げ材料)。

また、米小売売上高が好調であったことから9月FOMCでの利上げの可能性が高まってきており、この利上げ懸念もファンドの動きを鈍らせると考えられることから相場の下げ要因となりえる。
 だが、エネルギー・非鉄金属ともファンダメンタルは悪くなく、タイトな需給が継続していることから本日も基本的には方向感でにくく、レンジワークになるものと見ています。

・ブラジルのRio DoceがInco社の買収に名乗り。

・Escondida鉱山の労使交渉再開。

・BP、地中海より3MBの原油を調達(Prudhoe Bayの稼動低下により)。

(ひとりごと)

今から10年以上前のことを思い出しながら書いている。
さすがに詳細は覚えていないが、プーケットまでは直行便だった(はず)。
何航空に乗ったのか、何を食べたのかも定かではない。
空港に着いたら現地に名前を書いたスタッフがいるので分かるようになってます、とのことだった。
空港に到着。さぁ、どういう人が迎に来るのか?

タイの人は美人が多いと聞いていたので期待していた。
ところが、向こうの方からひょろ長い感じの、アディダスのジャージを着た人間がふらふらと歩いてくる。

「まさかあれではあるまいな?」

と二人の間にやや不安感が漂う。
一緒に旅行した人間は、私が高校の頃、一緒にバンドをやっていたときのリーダーで、二人とも基本的には何も言わなくても分かり合える仲である。
実名を出すのはまずいので、仮に山口君としておこう。
山口も私の不安な気持ちを察したのか、ややどんよりした目で私のほうを見ている。
アディダスジャージのおっさんはどんどんこっちに近づいてくる。

「やはりあれなのか!?」

と不安に思っていたら、「ヤマグチ様」と書いたプラカードを持っていた。
全部日本語で、
「ようこそ田中様。タイの楽しいご旅行は、このソムチャイにお任せ下さい」

_| ̄|○ がっかり...

しかも、「ヤマグチ」が本名なのに、「タナカ」とは....。
ちょっと前に書いた「伝説のサムライ」でも披露した通り、外国人からすれば日本人は皆、タナカなんだろうか?

早速、彼が乗ってきた車に乗る。本当に乗っても良いのか?と思いつつ乗る。
車に乗ったらもう一度、彼はこういった。

「タナカ様、タイの楽しいご旅行は、このソムチャイにお任せ下さい」

....本当に任せて良いのだろうか。
(続く)

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