« 2006年7月30日 - 2006年8月5日 | トップページ | 2006年8月13日 - 2006年8月19日 »

2006年8月6日 - 2006年8月12日

2006年8月11日 (金)

タイの楽しいご旅行は-①

(市況)

「下落」
昨日の商品市場は大幅に下落した。新聞テレビで報道されている通り、ロンドンテロ未遂事件の発生によるもの。

略1年前の7月7日、ロンドンで同時テロが発生したが、あの時も同様に大幅に水準を切り下げている。通常、生産国付近でのテロ勃発は相場の上げ要因となるが、金融市場に近いところでのテロ発生は、金融市場の機能停止の可能性をはらむことから売り材料となる。

昨日は、FOMCの利上げ見送り&先々の利上げ示唆&原油・非鉄とも生産にトラブル、といった強弱材料が混在し方向感が出難い状況であったため、多くの市場参加者はレンジ取引を想定していたと考えられる。その中、明らかに売り材料となり得る英国でのテロ騒ぎは、素直に売り材料となったようだ。だが、ベースのファンダメンタルが悪化したわけではなく、供給サイドに問題を抱えつつ需要が堅調な状況に変わりはないため、混乱収束後、上昇すると考える(需要が旺盛だった昨年も、原油についてはしばらく下値を探った後、ハリケーンの頻発等を材料に上昇に転じている)。
今回の件は、イスラエルとレバノンの問題が違った形で飛び火したものだろうが、いずれにせよ、無益な人間同士の殺し合いはもう止めて欲しい、と思う。

(ひとりごと)

ちょっと嫌な事件があったので、少しでも皆さんの気が晴れるように、
大事に取っておいた連続18回の連載を今日から始めます。
(嗚呼、また週末に書き貯めしないと....)

学生生活が終わりに近づいたとき、高校の頃の友人とタイに旅行に行ったことがある。
ほとんど突如思い立って出かけることになったので、「チケットが取れるところにいこう」というコンセプトのみで行き先を探した。
旅行の1ヶ月前に探し始めたので、思うように楽しそうなところが見つからない。
で。最終的に見つけたのが

「東南アジアの楽園ピィピィ島」

というやつ。
今、色々な人に聞いてみるとピィピィ島は結構有名なところらしく、「ああ、ピィピィ島ね」と言われるぐらいの島らしい。

チケットを取るとき代理店に電話して、
「ピィピィ島のツアーに参加したいのですが、2人分席はありますかね」
と聞いたところ、
「はい、ございますが1ヶ月を切っているのでキャンセルはできませんが、良いですね?」
との事。
2人顔を見合わせるが、「まぁ、行ったら何かあるでしょ」という軽い気持ちで行くことに決断。
だが、予約直後、非常に心配になってきた。
なにせ、「チケットが取れたところに行く」というコンセプトだったから、行き先に何があるかもろくすっぽ調べていないのだ。
慌ててガイド本を広げてみる。
プーケットやその近くの島々は、テニスコートやスキューバダイビングの絵が描かれており、見るからに楽しそうである。

一方、ピィピィ島は、

ヤシの木の絵が1本書いてあるだけ

であった。見るからにつまらなさそうである。
なおさら不安になった。
この不安は現実のものとなった。
(続く)

| | コメント (0)

2006年8月10日 (木)

異常気象と恋愛

(市況)

「まちまち」
 昨日の商品市場はまちまちであった。Escondida鉱山のスト懸念が残存する非鉄金属は、前日のFOMC利上げ見送りの影響で株高となったことと合わせて上昇したが、原油については米株価が建設機械最大手の米キャタピラーの業績悪化懸念等で調整したことを受けて取引後半にかけて値を崩した影響等から、合わせて売られることとなった。商品市場全体は以前のように足並みをそろえて同じ動きをする単純な環境から、変化しつつあり、商品市場をひとくくりにして捉えるのが難しくなってきている。むしろ高い価格水準ではあるが、以前のファンダメンタル重視の市場に戻りつつあるとの印象を受けるのは気のせいではないかも知れない。今後は、商品市場全体は、米国の景気減速懸念を材料として、年末に向けて地盤沈下する可能性が高まる一方、夏場については少なくとも9月のFOMCまでは利上げの可能性がないことから、事故やストの影響で需給がタイトになりやすいため、現在の高値水準での揉み合いを続ける状況が継続することとなりそうだ。

(ひとりごと)

誰が冷夏と言ったのか。
やたらと暑くなってきた。
いろいろなものを見ていると、季節のサイクル1ヶ月ほど後ろにズレ込んでいるらしい。
魚なんか明確にこの気候の変化を読み取っているらしく、今まで「旬」と言われた時期に魚が獲れなくなってきているらしい。

うーん。

夏休みの子供の絵日記も、海の絵がぱったりなくなって、

「きょうはおとうさんと、おんすいプールにいきました」

なんて絵日記ばっかりになるんだろうか。
今までは10月まで残暑が続くことがよくあったが、このまま行くと、11月ぐらいまで暑いことになる。
となると、

「夏休みに海辺で若者が恋に落ちて、気温が低下する秋と共に終わる」

という「あるべきサイクル」が壊れることになる。

となると、恋人たちは12月のクリスマスのシーズンに恋が終わることになる。
レストランの売上も落ちて、クリスマス商戦も低調になって...。
サザンやチューブのレコードの売れ行きも低下するんだろうな。

気候がずれ込むと、おちおち恋愛もしていられなくなる、ということだ。
さらに少子化も進んで....
何だか暗くなってきたので、今日はこれでおしまい。

| | コメント (0)

2006年8月 9日 (水)

雨の中のセミ

(市況)

「下落」
 昨日の商品市場は下落した。FOMCを控えて取引が閑散な中、個別材料で手仕舞い売りがでたためである。主要商品市場がクローズした後、米FOMCの声明が発表されたが、今回は利上げが予想通り見送られたものの先々の金利引上げは否定しておらず、一方で米景気の減速についてコメントしており、Q406以降に予想される経済成長の鈍化が上手く軟着陸とならず、ハードランディングになるのでは、との思惑から本日も手仕舞い売りが優勢になるものと考える。
FOMCのコメントにもある通り、今後も引き続き経済指標を丹念にチェックする必要があろう。Q306の終わり、9月FOMCでの利上げの可能性が高まったため、昨日のFOMCではこのQ306での投機資金の動きを抑制する効果があったと考えている。

(ひとりごと)

今日は台風の影響で雨である。
傘を差しながら駅に向かった。
駅に行く途中に公園があるのだが、驚いたことに雨の中、元気に泣いているセミがいた。

普通、文学作品やコラムでは
「雨にも負けず、けなげに泣くセミの声を聞いていて、たとえ命が短くとも与えられた天寿を全うするべく、精一杯生きようとする力強さを感じた。我々も見習わなければならない」

なーんて書かれるんだろうが、私は全くそう思わなかった。

いましたよね、学生の頃。
人と違うことをあえてやる人が。
俺は大衆には迎合しねえ、とかいって集団に溶け込まない人が。
酔っ払って雨の中傘も差さずに、皆から白い目で見られながら、肩を組んで歌を歌って歩いている人が。

そうなんです。そのセミは酔っているだけなのです(本当か?)

セミも人間もおんなじなのである。

| | コメント (0)

2006年8月 8日 (火)

誰も使えないマッサージ機

(市況)

「上昇」
 昨日の商品市場は上昇した。米FOMCでの利上げ観測が後退する中、米アラスカのBP Prudhoe Bay油田(400KBD)のトラブルで原油価格が上昇したことを受けて、商品市場全般に買いが入ったためである。また、銅に関してEscondida鉱山でのストが確定的となったことも、商品市場を押し上げる材料となった。ハリケーンシーズン本番を控えて、「有事に対応するに充分な在庫が確保されていないこと」が露呈した格好。 

Prudhoe Bayの生産量は全米の約8%を占めており、今回のニュースのインパクトは決して小さいものではない。少なくともこの油田からの生産が回復するまではこの高値水準での推移が続くものと考えられる。
また、OPECが今回の生産停止に関して、「必要なだけ原油を生産する」、といっているが、Heavy/Sour原油が大層を占める中東原油は、現在でも売り手が見つからない状態の原油も多く、Gasoline~Distillateリッチの原油を望む欧米の石油製品生産者のニーズにマッチしない(
現に、OEPCの生産量は28MBの公式生産枠を下回る生産しか行っていない)。

そのため、確かに400KBDの生産不足を補う原油供給能力はあると考えられるが、その原油が望まれる原油なのかどうかは些か疑問である。このように、トラブルがあった場合に相場が上昇しやすい地合いにある以上、ハリケーンやイスラエル・レバノン、ナイジェリア、イラン問題の長期化といった不確定要素が山積している状況下、Q306は基本的には強い、と考えておくべきであろう。

(ひとりごと)

夏がくれば思い出す。学生の頃の夏合宿を。

私が学生の頃、群馬県のMカントリーというところで合宿をやっていた。
そのとき決まって泊まっていたのが「M山荘」という、ゴルフ場が経営してるんだか、契約してるんだか不明の、非常に微妙な宿があった。
大体、1年生は大部屋に寝泊りするのだが、この部屋に「誰も使うことの出来ないマッサージ機」があった。

ほら、皆さん、どんなマッサージ機か、興味津々でしょ?
今いろいろ考えてますよね?

そこのマッサージ機の上の張り紙にはこうあった

「一人以上乗らないで下さい」

.....誰も乗れません。
誰も乗らず、触らず、そっとしておかなければならないマッサージ機なのです。

| | コメント (0)

2006年8月 7日 (月)

MI3

(市況)

「まちまち」

週末の商品市場はまちまちであった。注目の米雇用統計は市場予想を下回る内容であり、今週予定されているFOMCでの利上げ観測が遠のく中、供給懸念のある非鉄金属は上昇、「クリス」の勢力が減衰したため原油・石油製品は下落することとなった。但し原油・石油製品に関しては「現時点において」年末に向けての需要減少観測が取り沙汰されている感はない(週末も期先は下げていない)。

週末発表された米雇用統計は明確に米国の経済が失速していることを裏付ける内容であり、FRBの指摘する「年末に向けての景気減速の可能性」が高まってきた。その一方で足元の利上げ観測は後退することになり、言い換えれば「短期的には値上がりを期待した商品市場への資金流入が発生しやすい環境である」といえる。今週については先週このコラムで指摘した通り、上昇することになると考えている。
今後の課題はQ406に見込まれる価格下落が「どの程度までであるか」ということ。Q406以降の価格下落への予防措置として予防的にプットオプションを購入する、といった動きが出始めており価格上昇時にはこういった下落への備え、を怠らずに実施する必要があると考える。だが、小職としては需給関係が年末に向けて急速に改善するとは考えていないため、極端な価格下落はないと見ている。

(ひとりごと)

週末遅まきながらMI3を見てきた。

MI2は正直イマイチだったが、今回はMI1を見たときに近い感動を覚えた。
やはりトム・クルーズは大したもんだと思った。
未だ見ていない人は、是非お薦めしたい。

今回MI3を見ていて新たな発見があった。
イーサン・ハントが自分の仕事について聞かれ、その中で「IMF」で働いている、と答えるシーンがある。

私は、

「イーサン・ハントはIMF= International Monetary Fundで働いているのか!!」

とびっくりした。
その直後、女性が「IMFって?」と、ウチのカミさんのような無知なことをイーサンに聞き返す。
この女、そんなことも知らないのか。
と思ったが、イーサンの回答は

「Impossible Mission Forceの略称」

.....そりゃそうですよね。

国際通貨基金が、スパイ活動しないですよね。

嗚呼。
私も、カミさんの無知を糾弾する立場にはない。
今週も初めから人間失格である。
生まれてすみません。

| | コメント (8)

« 2006年7月30日 - 2006年8月5日 | トップページ | 2006年8月13日 - 2006年8月19日 »