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2006年8月

2006年8月31日 (木)

タイの楽しいご旅行は-その⑭

(市況)

「まちまち」
昨日の商品市場はまちまちであった。エネルギーは米統計を受けて下落したが、68㌦台まで低下したところでテクニカルな売りが一巡、買戻しが優勢となった。非鉄金属は新規手がかり材料に乏しい中方向性の出難い展開となっている。貴金属に関しては米GDPが市場予想を下回ったことからドル安が進行、エネルギーの上昇もあり上昇した。引き続き明日の米雇用統計に注目する必要があるが、GDPでは足元の景気が決して悪くはないことが確認され、同時にコアPCE指数がFRBの予想を上回って上昇している等、引き続きインフレ懸念が残存する内容となった。ですが米経済は住宅セクターを中心に年末に掛けて減速する可能性が高いのは明らかで、バーナンキ議長は景気減速の中のインフレ発生の抑制といった非常に難しい舵取りを要求されることになりそうだ。

(ニュース)

・ スウェーデン中銀 政策金利引上げ2.50%に。
・ マレーシアQ206GDP 前年比+5.9%(Q106+5.5%)
・ 中国国家統計局 2005年GDPを+10.2%(速報比+0.3%)に修正。
・ 米MBAローン申請指数 前週比▲0.9%(556.5)、購入指数▲1.6%(375.9)、借換指数+0.04%(1,609.2)
・ 米Q206GDP改定値 前期比年率+2.9%(速報比+0.4%)、市場予想+3.0%
・ 米Q206個人消費 前期比年率+2.6%(速報比+0.1%)、市場予想+2.5%
・ 米Q206PCEコア指数 前年比+2.8%(Q106+2.1%)と加速

・ ブラジル中銀 政策金利を引き下げ14.25%に(▲0.5%)
・ 日本7月鉱工業生産速報 前月比▲0.9%(104.9)、市場予想+0.8%
・ 本日早朝、BHP Billiton Escondida鉱山の労使交渉が暫定合意に至る。但し正式合意ではないためまだスト懸念が完全に払拭されたわけではない。
・ 露プーチン大統領、SualとRusalの合併を承認。米アルコアを抜き世界最大のアルミ生産者が誕生。

PAJ在庫 
原油 17,648,955KL(+1,122,828KL)
設計稼働率 87.9%(▲0.8%)
実効稼働率 89.2%(▲0.5%)
ガソリン在庫 1,971,234KL(+85,048KL)
ジェット在庫 978,719KL(+115,444KL)
灯油在庫 4,216,330KL(+386,516KL)
ディーゼル在庫 1,917,856KL(+49,079KL)

(米統計サマリー)
原油: 332.8MB(+2.5MB)
SPR: 687.8MB(▲0.0MB)
ガソリン: 206.2MB(+0.4MB)
 うちRFG: 3.2MB(▲0.2MB)
 うちConv.: 111.6MB(▲0.7MB)
 うちBlending: 91.3MB(+1.2MB)
 (RBOB w Alcohol) 39.1MB(+0.5MB)
ディスティレート: 136.8MB(+1.4MB)
 うちヒーティング: 58.9MB(+0.3MB)
重油: 41.5MB(▲0.1MB)

(ひとりごと)

あまりに危ないレジャーだったので、今度はスノーケリングに挑戦することにした。
ソムチャイ曰く、

「綺麗な小魚たちが、えさをついばみに来ます」

妙に難しい日本語を知っている。
でも、えさをついばみに来る魚とはあまり仲良くなりたくない。
ということで、ソムチャイが買ってきたパンを持って少し沖に。

確かにソムチャイの言うとおり、綺麗な小魚が寄ってくる。

「おお、確かに綺麗だ」

と思ったそのとき、小魚がいっせいに逃げてしまった。
「なんだろう?」
全く事態が飲み込めなかった。
と、ふと水中メガネ越しに沖のほうに目をやると、銀色の腹をした、細長い2つの物体がヒラリと体を回転させたのが見えた。

「なんだ!あれは!!」

本能的に危険を察知した二人は、パンを投げ出し、猛烈なスピードでビーチまで泳いだ。
二人とも泳ぎはヘタであったが、恐らく、イアン・ソープよりも速かったであろう。

私 「見たか?あれ」
山口 「おお、見た見た。スゲー怖かった」
私 「だよな!!なんだったんだろう、カマスか何かの仲間か!?」
山口 「なんだか分からないけど、キバがあったぞ!!」

恐ろしい小魚である。体ごとついばまれるところであった。

ソムチャイ「楽しかったですか?」

はい、ある意味楽しかったです....。
(続く)
 

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2006年8月30日 (水)

タイの楽しいご旅行は-その⑬

(市況)

「総じて下落」
 昨日の商品市場は下落した。エネルギーは引き続きアーネストが勢力を弱めたことが材料視され、非鉄金属も米消費者信頼感指数の悪化を材料に売られた。全体的に目立ったニュースがない中、米景気の減速懸念に市場の注目が移りつつあるようだ。だが、各商品とも在庫の水準が高いというわけでもなく、アクシデント発生時の価格急騰リスクが常に残存すること、米金融政策の変更の可能性が低下した今、9月初に短期的な値ざや稼ぎを目的としたファンドマネーの流入が期待できることもあり、積極的に下値をうかがう、という展開にもなり難いと考える。
 このまま商品価格が「緩やかに」下落してくれればFRBが当初期待していたとおりの相場展開となり、金利を無理に引き上げて経済がオーバーキルとなる可能性が低下するため、個人的にも嬉しいのだが(もう日本の景気が腰折れして苦しい状態に戻るのは嫌ですものね...)。

(ニュース)

・アフマディネジャド大統領「核開発はイランの権利。これを何人も侵すことはことはできない」
・8月米消費者信頼感指数 99.6(107.0(速報比+0.5))、市場予想102.7
(FOMC議事録要旨)
 ・コアインフレ率は徐々に低下する可能性高い
 ・住宅部門の見通しは全体的に著しく不透明
 ・エネルギーや借り入れ増加が個人消費を抑制
 ・小売売上高の減少が続けば、設備投資削減も

・BPはガソリンと原油価格の価格操作に関する疑惑で米当局の査察を受けている最中。
・BP Prudhoe Bay油田の生産は200KBDに回復。
・ベネズエラ、オリノコ川流域の重質油プロジェクトの税金(石油収益税)を34%から50%に引き上げる法案を可決。同地区にプラントを保有するエクソン、シェブロン、コノコ、BP、トタル、スタイトルが影響を受けることに。尚、同法案には、新規投資を対象とした8%の収益税控除と環境保護税10%控除の優遇措置撤廃も含んでいる。

(ひとりごと)

翌日は珍しく晴れた。ソムチャイが迎に来ている。
近くの何とか島(名前を忘れた)にマリンスポーツをやりに行く。
具体的にはパラセイリングとスノーケリング。
以前、雑感で披露したが、私はロクに泳げない。

パラセイリングは、モーターボートから離陸し、その後ビーチに着陸する、というもの。
タイ人スタッフが一生懸命説明する。カタコトの日本語で。

「赤いハタ、あげたらヒモ、引っ張る」
「白いハタ、あげたらヒモ、放す」

この2つだけでコントロールできるのだからビックリである。
まずは山口から。無事離陸し、無事着陸した。

次は私の番。
しかし、パラセイリングって、凄い高さまで上がるんですよね。
地面にいる人があっという間に米粒ほど(極端か)の大きさになる。
そろそろ着陸の時。ビーチにいるタイ人が赤いハタを上げたり、白いハタをあげたりしている。
が。どうも思ったようにコントロールできない。
こっちも何がなんだか分からなくなってきた。
向こうも必死だ。なにせ、ちょっとビーチから内陸よりはジャングルなのだから。

タイ人も叫んでいるが、何がなんだか分からなくなっている様だ。
しまいにはハタは投げ出し、全員で、叫んでいる。

「赤いハタ白いハタ、引っ張る引っ張る!!(隣のタイ人は)ハナセ!ハナセ!!」
「ヒモ、赤いヒモ、白いハタは放す!!赤もアリマス」
「アブナイー!」

もう、無茶苦茶である。
目前には樹木が迫り、激突寸前である。
そのとき走馬灯現象で、いろいろなことを思い出した。
産まれてからのこと、小学校の徒競走でビリだったこと...。
「ここで俺の人生も終わるのか。『卒業旅行の大学生、死の空中飛行』とかかかれて...」

と思ったそのとき、ボートが沖にでて、再度パラセイリングが上昇を始めた。
まさに危機一髪。
その後、どうにかこうにか着陸できたが、もう二度とパラセイリングはやらない、と心に誓った。
ふぅーーーーーー。
と、危機一髪の余韻を残しつつ、明日に続く。
(続く)

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2006年8月29日 (火)

タイの楽しいご旅行は-その⑫

(市況)

「総じて下落」
 昨日の商品市場は下落した。エネルギーでは、メキシコ湾への襲来が予想されていたアーネストが勢力を弱め、かつ進路もメキシコ湾を逸れたことが材料視され、売り込まれた。但し70㌦の心理的なサポートラインは維持、WTI70~74㌦のレンジを維持している。非鉄金属はLMEがロンドン休日のため休場であったことから米州時間も取引は活発ではなかった様子。だが、ドルの強含みを受けて貴金属は調整をしている。特段材料があったわけでもないため、総じてテクニカルな手仕舞い売りが起きたもの、と考えている。

(ひとりごと)

シャワーのホースでしびれた翌日、泳ぐことにした。
が。外は猛烈な雨。外に出る気すらしない。
こういうとき、カップルで来ていれば何かすることもあろうが、男二人である。
本当にすることがない。

山口 「本当にすることがないな」
私 「ない」
山口 「何か持っていないの?」
私「 何もない」
山口 「そうだ!!週間大衆があったぞ!!」

二人で週間大衆を交互に読む。30分ずつで読み終わってしまう。
ただいま朝の10時。
外は猛烈な雨が降り続いている。

仕方なく、「週間大衆の何ページに何が書いてあるか?」ゲームをやることにした。

私 「89ページは?」
山口 「OLの『会社の上司ここが嫌い』」
山口 「40ページは?」
私 「なんだっけ....。これで良いのか自民党、とかだっけ?」
山口 「『今売れてるアイドル、ここだけの秘密の話』だ。」

正直どうでもいい。
このゲームも2時間しか持たない。
2時間後には「どこのページに何が書いてあるか」は完全に暗記し、「どのような書きぶりになっていたか」を競うゲームにまで発展している。

そもそも俺たち、何のためにタイに来たんだろうか?
こんなゲーム、確かに日本ではやらないけど。
でも、不思議なものでそうこうしているうちに、日が暮れた。

「今日も一日お疲れ様」

と二人心で思い合い、9時に消灯し、ダブルベッドで寝た。
明日は晴れるといいな。

もし雨だったら、また週間大衆ゲーム、やるのだろうか。
明日は付近の島に泳ぎに行く予定である。
(続く)

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2006年8月28日 (月)

タイの楽しいご旅行は-その⑪

(市況)

「レンジワーク」
 昨日の商品市場は揉み合った。目立った新規材料がない中、月末ということもあって積極的な買いも見られず、方向感に乏しい相場展開となった。今週予定されているFOMC議事録、ECB政策理事会、米Q206GDPといった比較的大きい金融政策関連イベントと統計を待ちたい、とする向きが多いようである。本日も揉み合いになるものと考える。

(トピックス)
・BHP Billiton のSpence鉱山(220KMt/年)がストに突入する恐れ。
・BHP BillitonのEscondida鉱山、10%の稼働率でSx-Ex(Solvent Extraction-Electro Winning)のオペを再開。100%稼動で同鉱山のカソード生産量は年間125KMt。

・熱帯性低気圧「アーネスト」は熱帯性暴風雨に発達。但し週末に勢力を弱めた。しかしながら一部予報では再び勢力を強めてハリケーンになる可能性があることを指摘する向きもある。
・BP、Shell、ConocoPhillipsはアーネストの接近に備えて余剰人員を一時引き上げ。BPの人員引き揚げは2,400人の労働者のうち1,100人に達する見込み。

(ひとりごと)

どうでもいい話だが、私が通っている陶芸教室の先生が私が「中東の国の王子になる夢」を見たため、
教室で「王子」と呼ばれている。

ここ1ヶ月間、新聞に、「王子の選択」とか「王子窮地に」とかかかれると、
「何を選択したんだろうか」とか「ああ、俺今窮地にたたされているんだな」とか、思ってしまう。
「ハンカチ王子」の報道も自分のことを言われているような気になる。

ま、本当にどうでも良いんですけどね。
他愛のないことですみません。朝から。

さて、タイ旅行の続きにいきましょうか。

「うゎーーーーー!!」
山口が叫んでいる。何があったのか。
「しびれるッ!!」
よっぽどシャワーが気持ち良いのか?
どうもそうではなさそうだ。
ちょっとシャワー室をのぞいたら、シャワーのホースを握った山口が本当にしびれていた。
どうも、漏電しているらしい。
海水で濡れているからなおさら電気を通しやすいのだ。
岩にぶつかるのでも、溺れるのでもなく、シャワーの漏電で死ぬことになるところであった。
後で私もシャワーを浴びたが、確かにしびれた。
教訓。
「海外でシャワーのホースは握ってはいけない。」
明日は目の前の海で泳ぐか。
(続く)
 

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2006年8月25日 (金)

タイの楽しいご旅行は-その⑩

(市況)

「まちまち」
昨日の商品市場はまちまちであった。エネルギーはトロピカルストームやナイジェリア情勢の緊迫、北米の油田の生産減少といった供給サイドの不安から上昇、非鉄金属は各種米統計が米国景気の減速を示すような内容でしたが、供給サイドのトラブルが一切解消していない状況化、結局揉みあうこととなった。

繰り返しこのコラムで指摘している通り需要と供給が上手くバランスしているため、多少のトラブルが発生した場合(特に供給サイド)、価格は上昇する可能性が高いといえる。ただ、以前に比して投機マネーの動きが活発であるとは考え難いので、景気自体が減速していることを勘案するとQ206・Q306の初めに見られたような大幅な価格上昇があるとは考えにくく「戻りがどこまでか」を試す、といったような動きにならざるを得ないと見ている(もちろん、巨大ハリケーンがメキシコ湾を直撃、といったような大きなニュースが発生すれば話は別)。

・BHP Billiton のSpence鉱山(220KMt/年)がストに突入する恐れ。

・BP Prudhoe Bay油田、ガス圧縮機の故障で生産が110KBDに減少。

・ニジェールデルタでは、軍部との衝突でレジスタンス10人が死亡。報復として、「同国の原油輸出を全て停止させる意向」とコメント。

・リビアは2007年までに同国の原油生産を2.0MBD、2010~2012年までに3.0MBDに増加させる計画。

(ひとりごと)

約束の6時に埠頭に行ってみる。本当に子供はいるのだろうか?
と、思ったら実にあっさり子供が来ていた。

とにかく何もすることがないので、早速船に乗り込む。
辺りは真っ暗である。
ところがこの船、(行きに乗ってきた小船)何の照明設備も持ち合わせていないのだ。

漆黒の闇の中を滑るように小船が走る。
記憶力のある人は覚えているかもしれないが、あの「サンゴ岩の突き出した」浅瀬の海である。
しかも雨が降ってきていて、小船は荒波に飲まれる木の葉のように揺れる。
本当に生きた心地がしない。
小船が走り、波が砕けるとその中に夜光虫の緑色の光が無数に輝く。
まるで、この海で命を失った人々の魂の明滅のようにもみえる(おお、今日はなんか文学的だぞ)

なんて、文学的なことを思いながらビクビクしていると山口が口を開いた。

山口「なあ、岩にぶつかって死ぬのと、溺れて死ぬのと、どっちが苦しいのかな」

そんなの知らない。死んだことないし。どっちも嫌だ。

私「多分、溺れるほうが辛いんじゃないか?」

因みに山口は今、医者である。今度、どっちが苦しいか聞いてみよう。
と、ほとんど冗談とも付かない会話をしているうちに、泊まっているホテルの灯りが見え始めた。

私「見ろ!あれがホテルの灯だ!!」

大西洋を横断したリンドバーグの気持ちが分かった。感動すら覚える。
どうにかこうにか、無事に戻ってくることが出来た。
船を降りて、二人ともなぜか駆け足でコテージに飛び込む。何で走ったのかは分からない。
とにかく海水をたっぷり浴びてしまったのでシャワーを浴びることに。
山口が先にシャワーを浴びた。
暫くして山口が、
「うゎーーーー!」
と叫んだ!
どうしたのか!?何があったのか!?
(続く)

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2006年8月24日 (木)

タイの楽しいご旅行は-その⑨

(市況)

「総じて下落」
 昨日の商品市場は下落した。米中古住宅販売が大幅に落ち込む中、年末に向けての景気減速懸念が再認識される中、手仕舞い売りが入ったためと考えられる。伝統的な金融市場では、株売り・債券買いの動きが起きている。こうした株式・債券市場が安定すれば、余剰資金は超過利潤を狙って商品市場に還流してくる可能性は高いといえるが、景気自体が減速している可能性が高い以上、Q206・Q306の初めに見られたような大幅な価格上昇があるとは考えにくく「戻りがどこまでか」を試す、といったような価格上昇に落ち着きそうな地合いである。
 とは言っても、各種商品の在庫の水準は決して充分な水準であるとは言いがたい水準であり、何かしら供給サイドに問題を生じるようなトラブルが発生すれば上値をトライする可能性が高いことには変わりはない。引き続き個別のニュースに敏感に反応しやすい環境が続いていると考えられるので、神経質な展開が続くことになりそうである。

(米在庫統計)
原油: 330.4MB(▲0.6MB)
 SPR: 687.8MB(▲0.0MB)
ガソリン: 205.8MB(+0.4MB)
 うちRFG:  3.4MB(+0.3MB)
 うちConv.: 112.3MB(▲0.8MB)
 うちBlending: 90.1MB(+0.8MB)
 (RBOB w Alcohol) 38.6MB(▲0.4MB)
ディスティレート: 135.5MB(+2.3MB)
 うちヒーティング: 58.6MB(+1.3MB)
重油: 41.5MB(▲1.1MB)

(ひとりごと)

何もすることがないので、この小道を進むことに決めた2人。
道にはヘビやねずみの死骸がごろごろしている。
本当に進んで良いのだろうか?

確か船の中でチラっとみたソムチャイの地図では、この先には、三日月湾という名前の水辺があるはずであることを思い出した。
但し、この道がそれに当たるかどうかは分からない。

山口「首狩り族とか出てこないだろうな?」

アジアに首狩り族がいたかどうかは定かではなかったが、確かにディズニーランドのジャングルクルーズなみの怪しい小道である。
と、不安に思いながらとぼとぼ歩いていたら突如目の前が開けた。
小さなテラスがあり、その先にはビーチらしきものが広がっていた。

「助かった!」

と胸をなでおろす。
そこのテラスはバーになっていて、飲み物が飲めるようになっていた。
タイに来て初めて喉を潤す。ビールがこれほど美味いものだとは思わなかった。

その頃まともに英語がしゃべれなかったが、そこに来ていた欧州出身の人と本当にカタコトで会話を交わし、ここの先にホテルがあること、毎日雨が降っているので、することがないこと、などが判明した。
聞いてみると、ここのホテルも何もすることがなく、皆酒を飲んでダラダラしている、とのことであった。
確かにテラスから見えるビーチは雨で薄汚れ、とても泳ぐ気持ちにはなれない。

実際、ここのテラスに長居をしても飲むだけなので、1時間ほど時間をつぶした後、往復10分の町に戻って、そこにある店を1軒1軒回ってみることに決めた。

「どこも開いてない...」

で、最終的に見つけたのが「ママレスト」というお店。店の名前がカタカナで書いてある。
入っていいのだろうか....?
と思って入ってみると思った以上に普通の店で、2時間、時間をつぶすことが出来た。
そもそも遊びに来ているのに「時間をつぶす」という感覚はいかがなものだろうか。
と思っていると、とうとう約束(?)の6時が近づいてきた。
子供は本当に来るのだろうか。
(続く)

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2006年8月23日 (水)

タイの楽しいご旅行は-その⑧

(市況)

「まちまち」
 昨日の商品市場はまちまちであった。イランの包括見返り案への回答は結局以前と同じ内容であり、何ら進捗が見られなかった。ということもあって、イラン問題以外にも新規材料のない中、方向感の出難い相場環境であったといえる。
 モスコウ理事が利上げの可能性についてコメントしたが、これは口先介入で、今のところ米FRBが追加利上げを行う可能性は低いと考えている。FRBの読みどおりであればこのまま年末に向けての景気減速観測を背景に、緩やかに相場水準を切り下げる展開になると考えているが、エネルギー、非鉄金属とも在庫の水準が充分ではないことから、何かしらのアクシデント(供給サイド)が発生した場合には価格が上ブレする可能性は高く、個別のニュースに敏感に反応しやすい環境が続いていることも事実であり、しばらくは神経質な展開になると考えている。

(ひとりごと)

小さな子供の操縦する、小さな船でSouth Cityに向かう。
子供の運転は素晴らしく上手く、サンゴが突き出た浅瀬の海を縫うようにして滑る様に走っていく。

山口「素晴らしい。こんな小さな子供の頃からこれほど上手く操縦できるとは」
私「確かに。こんなにサンゴが突き出た海、到底普通の技術じゃ運転できないよな」

といった話をしていると、ソムチャイに言われたとおり30ぷんでSouth Cityについた。
おお、ソムチャイ。たまには正しいこと言うじゃない。
で。
船着場で彼にチップを渡し、船を降りる。
約束では6時に迎えにくることになっている(この町でのステイは3時間)。
一応心配になったので、時間を確認しようと思って振り向くと、彼は既に出航している。

慌てて私は叫んだ(お互いカタコトの英語)、
私「6時にピックアップしてくれるのか?」
子供「もちろん!!7時にくるよ!!」
私「え?7時? 違う違う、6時!!」
子供「分かった!7時ね!!バイバイ!!」

と叫びながら去っていった。
6時じゃないの!?
と不安に思っていたら山口が、「まあ、町の端から端まで歩けば2時間ぐらいは簡単につぶれるんじゃないの?」 といったので、私も「まあ、そりゃそうだ」と思い町を歩きはじめる。

歩き始めて5分後。
町の外れまで来てしまいました。

,,,,小さすぎ!!
マジで何にもすることないじゃん!!

こんな町で3時間、どうやって過ごせば良いのだろうか?
もし、子供が7:00に迎に来るなら、4時間のステイである。
端から端まで5分の町で4時間。しかも雨も降っている。
「来るんじゃなかった...」
後悔先に立たずとは、まさにこのこと。
途方にくれて町を歩くが、とにかく端から端まで5分である。
往復で10分。うろうろするだけなら、18往復もしなければならない。
もし4時間ステイなら24往復である。しかも何もしないで。

とそのとき山口が貰った地図に、細ーい小道があるのを発見。
とにかく何もすることがないので、危険を承知でこの小道を進むことに決めた。
ああ、俺たち何しにタイまで来たんだろうか...。
(続く)

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2006年8月22日 (火)

タイの楽しいご旅行は-その⑦

(市況)

昨日の商品市場は上昇した。エネルギーに関しては、先週しばらく続いていたテクニカルな益出しの動きが一巡し、やはり、というか予想通りイランが国連安保理決議案を受け入れる意向ではないことが示されたことから買いが先行した。

非鉄金属に関しては長引く労使交渉の影響による需給逼迫懸念等から上値を探る展開となっている(アルミでいくつか個別材料があった。ロシアのSualとRusalの合併により世界最大のアルミニウムメーカーが誕生する見通しとなる一方、アルミナ価格が325㌦→275㌦に低下、強弱材料の綱引きとなっている)。

商品価格は、年末に向けての景気減速観測を背景に、緩やかに相場水準は切り下がる可能性が高いと考えているが、今のところ都度発表される経済統計を睨みながらの展開であることには変わりなく、加えて在庫水準の低さを背景として個別のニュースに敏感に反応しやすい環境が続いていることも事実であり、しばらくは神経質な展開になりそうだ。

(ひとりごと)

いやぁ、斎藤投手、熱投でしたね。あの細い体でよく147Km/hも出せるものだ。感動した。ひじを壊していないといいんだけど...。

セーフティーボックスをチェックしていて、不思議な説明を見つけたらしい。
ピィピィ島へは日本人の客も多いらしく、「金庫の使い方」が日本語で書いてあるのだ。
読んでみると、
「荷物をいれ、ドアを閉めなさい。その後、チッカという音がしたらば、ボタンを押せ」
なんだか、インディ・ジョーンズに出てくる宝のありかを書いた古文書みたいだ。
微妙に正しくないところが逆に気持ちが悪い。

金庫にパスポートをしまい、一休み。
ベッドに横になる。
そう、ダブルベッドに。
山口「やっぱりこういうところは、カップルでしか来ないんじゃないか?」
私「だよな...」
と二人仲良く同じベッドに。
窓から虚ろに外を見ると、しとしとと雨が降っている。
なんだか二人とも悲しくなってきた。
「...お母さん!!」
と叫びたくなる衝動に駆られる。
だって、本当に何もなく、テレビもラジオもないのだ。
しかも雨が降ってるから泳げないし。
これも後で欧米人に聞いて知ったのだが、「あそこに行くときは、何冊も本を持って行ってダラダラ本を読んで過ごすのがBest」らしい。
我々が持っている雑誌といえば、飛行機に乗る前に買った「週間大衆」のみ。
悲しみが募ってきたが、悲しんでいるうちに迎の船が来る時間になった。
楽しみに来たのに、なぜか2人の足取りは重い。

船着場にはタイ人の子供が我々を待っていた。
船、というからにはモーターボートみたいなものを想像していたが、大人が4人ぐらいしか乗れない小さい船である。
行きに乗ってきた高速船とはまた別の意味で凄い。
本当にこの子供が我々を拾いに着てくれたのだろうか?
話してみるとカタコトの英語はしゃべれるみたいだ。
私「Can you take us to South city ?」
子供「Sure」
不安を旨に小さな船は海原に。
この続きはまた明日。
(続き)
 

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2006年8月18日 (金)

タイの楽しいご旅行は-その⑥

(市況)

「下落」
 昨日の商品市場は下落した。夜間に発表された米景気先行指数や、英小売売上高等が市場予想を下回る水準であり、今週初から始まった「そもそもの景気の動向」に着目した売りが発生したためと考えられる。今後については、①景気動向自体、②需給動向(供給サイドのトラブルがどれだけ継続するのか、堅調といわれていた需要が本当に減速するのか)、③金利低下を背景とした投機資金の動向、を睨みながらの展開になると考える。

①は以前からこのコラムで指摘してきた「下りのエスカレーター」議論。③が景気減速を背景にアクティビティを低下させている(といっても、米株式市場・債券市場が落ち着けばある程度は市場に資金は還流する)以上、②の需給に関わる個別材料がなければ年末に向けて緩やかに水準を切り下げることになると見ている。

(ひとりごと)

ソムチャイが突然、地図を取り出し、ピィピィ島の説明を始めた。
素直に聞いてると、不安が募る。

ソムチャイ「ピィピィ島には人が住んでいました」

無人島?

ソムチャイ「ピィピィ島にはホテルが1つと、小さい町がありました」

ありましたって...廃墟?
とにかく30分というのはウソである、という事が分かった。この男、相当適当である。
どうも彼の頭の中には「時間を示す言葉は30分しか存在しない」ようだ。
しかし、彼の説明を地図を見ながら聞いていると、どうもピィピィ島には本当にホテルしかないらしい。
だが、ふと地図の下のほう(南の方、というのか)に目を落とすと、そこにはもう一つホテルらしきものがある。
私「ソムチャイ、これは?」
ソムチャイ「そこには人が住んでいました」

ああ、ここも廃墟か。
って訳ではなくてちゃんと人が住んで、ホテルもあるらしい。因みに聞いてみた。

私「ソムチャイ、俺たちのホテルからここまで、どれぐらいかかるの」
ソムチャイ「そうですねい。船で30ぷんです。」

また30ぷんかい。聞くだけ無駄であった。
そうこうしているうちに島に到着。
まず見てビックリしたのが、ジュラシックパークに出てくるようなうっそうとしたジャングル。
そのジャングルの隙間に点々とコテージが建っている。どうやらそこのうちのどれかに泊まる事になるらしい。
と、思っているといかだに毛の生えたような小さな船がやってくる。
海賊か?と思ったが、ホテルの従業員。
このタンカーもどきのニセ大型高速船では大きすぎて、ピィピィ島に着岸することが出来ないのだ。
おそるおそる船に乗りやっと島に到着。
鍵を貰った直後、ソムチャイに、島の南側にある町までいく手配をしてもらう。
どうやまた船に乗っていくらしい。
迎の船が来るまであと1時間。
とりあえずチェックインすることにした。
(続く)

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2006年8月17日 (木)

タイの楽しいご旅行は-その⑤

(市況)

「オイルは下落、非鉄は上昇」
 昨日の商品市場はまちまちであった。米経済統計が、「米国景気減速」を示すものであったことから全体のセンチメントがベアになり、米在庫統計で需要の減少が確認されたエネルギーは売られた。非鉄金属も米統計が市場予想を下回る内容であったことから様子見気分が強まったものの、ドル安の進行を受けて金が買われたこと、ニッケルが暴騰したことから全体的に連れ高の展開となった。以前から指摘している「米景気の失速に伴う需要の減少」が徐々に顕現化してくる可能性が高まってきた。
 だが、米利上げ観測後退に伴い米国株式は大幅に上昇、独Daxも上昇しており、ファンドの主戦場である株式・債券市場はしばらくは活況を呈する可能性が高いため、再び余剰資金が商品市場に向かう可能性も否定できない。景気減速懸念がある以上、この年初から見られるような積極的なコモディティ投資が見られる可能性は低く、資金投入量は減少するのではないか、と考えている。

 よって、しばらくは各商品毎、個別材料を吟味しつつの投資行動が続くものと考えられる。だが(だが、が多いな)、昨日・一昨日の統計のみを以って「米景気が本格的に減速している」と判断するのは時期尚早の感はある。
 オペレーションとして難しいのがQ406に見込まれている価格低下に対して、どのように対応してゆけるか、ということですが、引き続き夏場は各商品ともしっかり(それほど下がらない。トラブルがあれば上昇する)の展開になると考えられるので、夏場についてはヘッジを実施してゆくべきだと、小職は思っている。ですが、10月以降に関してはオプション等を使った下落リスクヘッジオペレーション(例えば在庫のヘッジとか)を視野に入れるべきだろう。

(米在庫統計ダイジェスト)

原油:331.0MB(▲1.6MB)

ガソリン:205.4MB(▲2.3MB)

SPR:687.8MB(+0.0MB)

重油: 42.6MB(+0.7MB)

 うちヒーティング:57.2MB(▲0.3MB)

ディスティレート:133.2MB(+0.7MB)

 (RBOB w Alcohol):39.0MB(▲1.7MB)

 うちBlending:89.2MB(▲1.8MB)

 うちConv.:113.1MB(▲0.7MB)

 うちRFG:3.1MB(+0.3MB)

昨日発表された統計は、原油在庫・石油製品在庫は減少したが、石油製品需要も同時に減少したことから仕上がりベースではニュートラルな統計であったといえる。だが、フォワードサプライカバーの水準は過去5年平均を下回るレベルでの推移を継続しており、先週と状況はなんら大きく変わっていない。

(ひとりごと)

30分というのはウソである、という事が分かった。
この男、相当適当である。
とにかく旅程表に書いてある時間を信じて「後1時間30分かかる」と思って時間をつぶす。

ソムチャイは日本語が達者なのだが、どこで勉強したのか、やたらと不思議な言葉を使う。
でも、少なくとも私がしゃべる英語よりはうまい(私の英語はボビーオロゴンの日本語に似ているらしいですから(NOVAの先生談))。

ソムチャイ「タナカさんは、Viking Caveに行きたいですか」

山口は旅行中ずっとタナカさんと呼ばれていた。
以前の雑感で説明したとおり、外国人から見れば日本人はみな、「タナカ」なのだ(伝説のサムライ参照)。
Viking Cave、なんだろうか?

私「Viking Caveには何があるんですか?」
ソムチャイ「そうですねぃ。そこには海賊が住んでいます」

ええッ!!!Σ( ̄ロ ̄lll) 海賊が住んでる!?
そんなところもちろん行きたくない。

ソムチャイ「行きたくないですか。そこには海ツバメも住んでいました」

....今、海賊が住んでいて、海燕が住んでいたところ。
海賊が海燕を追い出して住んでいるのだろうか!?

ソムチャイ「私は明日、行ってきました」

あぁ、そういうことか。彼には時制の概念がないのである。
まとめれば、「昔海賊がそこに住んでいて、今は海燕が巣を作っている」ということらしい。
我々が話す英語も、恐らくこんな風に聞えているのだろう。
軽く反省しつつ、話を続ける。後どれぐらいでつくのだろうか。

ソムチャイ「それは30ぷんぐらいです」

でた、30ぷん。
要は彼は時間を説明する言葉は「30分」しか知らないらしい。
と、話している間に本当にあと30分で島に到着するところまで来た。
そのときソムチャイが鞄からやおら地図を取り出し、ピィピィ島の説明を始めた。
(続く)

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2006年8月16日 (水)

タイの楽しいご旅行は-その④

(市況)

「オイルは下落、非鉄は上昇」
昨日の商品市場はまちまちであった。イスラエル・ヒズボラの戦闘が終了し、エネルギーは下値を探る動きとなったが、非鉄金属は米PPIの内容が予想を下回るものであったことから9月FOMCでの利上げ懸念が後退、急速に価格水準を上げた。その観点からすれば、エネルギーも「もっと下がっても良かったが、利上げ後退観測で買戻しが優勢となった」と見ることも出来る。

いずれにせよ、商品市場は非常に混沌としてきた。確実であるのは目先金融政策の変更の可能性がまたも遠のいたこと、ファンダメンタルは比較的良好(需給がタイトであるということ)であることから商品価格はさほど低下することはなかろう、ということ(それにしても今晩発表される米CPIの内容次第の部分はあるが...)。

オペレーションとして難しいのがQ406に見込まれている価格低下に対して、どのように対応してゆけるか、ということ。引き続き夏場は各商品ともしっかりの展開になると考えられるので、夏場についてはヘッジを実施してゆくべきだと、小職は思うが、10月以降に関してはオプション等を使った下落リスクヘッジオペレーション(例えば在庫のヘッジとか)を検討するべき時期にきていると考えている(...すみません、市況概観から外れてしまいましたね)。

(ひとりごと)

山口 「おい、ピィピィ島までは2時間ぐらいかかるみたいだぞ」
私 「ええッ?なんだか言ってることが違うなぁ。まぁ、ピィピィ島が目的なんだから良いじゃない、別に」
山口 「まぁそうか。でも、ソムチャイの『それは教えてあげないですねぃ』というのは気になる。そこに行ったら最後、もう帰ってこれないんじゃないか?」
私 「まさか...。それはないでしょ」

翌朝「タナカさん」を迎えにソムチャイが6:30に到着。港に直行する。

ソムチャイ「これからあなた方は、高速船に乗り込み、ピィピィ島に向かいます。30ぷんぐらいで着きます」

と30分を強調する。本当に30分で着くのだろうか?
港に着くと、大きなタンカーがたくさん泊まっている。
どれが高速船だろうか?
タンカーの中に、超老朽化が進んだ、いかにも密航に使われそうなタンカーがあった。

山口 「おい、凄い船だな。走るのかね」
私 「どう見ても走りそうにないよな」
ソムチャイ「その船に乗ってください」
二人 「ええッ!!!Σ( ̄ロ ̄lll) これッ!?」

どう見ても高速では走れそうにない。芦ノ湖の遊覧船の方が速そうだ。
いや、そもそも沈んだりしないのか?とにかく不安で一杯だ。

と、とっても乗りたくなかったが、それに乗らないことには旅の目的地、ピィピィ島にはたどり着かないのだ。
二人しぶしぶ船に乗る。

ところが概観はひどかったのだが、内装もひどかった。
どこまでひどかったかは、嫌な記憶を忘れるように体が出来ているのか、すっかり忘れてしまったが。
とにかくひどかった、という記憶しかない。

とにかく座ってみる。
旅の疲れもあったので、早速眠ることにする。
30分で着くはずなので、30分後に起きた。
さぁ、島はどれだ?

周りは海しかありません。

不安げにソムチャイに聞いてみる。後どれぐらいで到着するのかと。
ソムチャイはニヤリと笑ってこういった。

「そうですねぃ。30分ぐらいです」

後何回の30分を繰り返すと島に着くのだろうか.....。
(続く)

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2006年8月15日 (火)

タイの楽しいご旅行は-その③

(市況)

「総じて下落」
 昨日の商品市場は下落した。個別材料のアル商品のみ物色されたようである。エネルギーに関してはイスラエルとヒズボラの停戦を受けて下落、非鉄金属は週内発表される米インフレ関連指標がFRBによる金利引き締めを促すような内容なるのではとの見方から進行したドル高を受けて、銅・ニッケルを除いて下落した。結局ファンダメンタルの強い商品のみ物色され、それ以外は先行きの経済の不透明感もあり、一旦手仕舞い売りが優勢となったようである。
 夏枯れの時期、ということもあるが、全体として商品市場への投資意欲が減衰している感じを受ける。先々の米景気に不透明感が漂っているためである。但し、下落局面では消費者の買いも目立ち、総じてしっかりしているとの印象を受けるのもまた事実であるが。

 もし、9月のFOMCで利上げが行われた場合、下手をすると米国経済が「オーバーキル」の状態に陥る可能性も否定できず、投資家は投資に慎重にならざるを得ない環境になっていると考えられ、しばらくは取引の薄い中、エネルギー・非鉄とも方向感の出難い展開になると考える。尚、利上げがあった場合には、各商品とも6月末のレベルまで一旦売り込まれる可能性が高いと考えている(Q306入り以降に保有されたロングポジションの整理)。WTIは72㌦、銅は7,000㌦がメドか。

(ひとりごと)

とにかくプーケット島に到着。
アディダスジャージのソムチャイに連れられ、車に乗る。

初日はプーケットのホテルに一泊し、翌朝高速船にのってピィピィ島へ出発、というスケジュールだ。
ソムチャイがどういう人間かは分からないが、とにかくここに来るまでに思っていた「ピィピィ島への疑問」をぶつけてみた。
まず我々が心配しているのは、「何があるのか?」ということ。
山口が口火を切る

「ソムチャイ。ピィピィ島には何があるの?ガイドブックではヤシの木しか書いてなかったんだけど」

ソムチャイは何故だか分からないが、サングラスをしている。
到着したのは夜中なのにずっとサングラスをしているのだ。
(因みに後で分かったが、別に目が悪いわけではない。ただ格好つけているだけ、なんだそうだ)

その問いに対し、助手席のソムチャイはクルっと振り向き、ニヤリと笑った。
そして、カタコトの日本語でこう答えた。

「それは、教えてあげないですねぃ」

.....教えてあげないって、あんた。
なんだか、監獄島に送られる囚人の様な気分だ。
ついでに色々聞いてみる。ここからホテルまで、どれぐらいかかるのかまず、聞いてみる。

「そうですねぃ。30ぷんぐらいです」

なるほど。
ホテルまでは左程遠いわけではなさそうだ。
ついで、高速船にどれぐらい乗るのか、聞いてみる。

「そうですねぃ。30ぷんぐらいです」

これも30分か。高速船、というだけあって確かに早い。

「明日は、タナカさんを6:30に迎に行きます。タイバーツにお金を替えたい場合は、私に言ってください。良いレートで交換します」

相変わらずヤマグチはタナカ呼ばわりである。
タイバーツへの交換も良いレートでしてくれるらしい。怪しさ満点である。

ホテルに無事、チェックインし、明日の予定をチェックしてみる。山口が叫んだ。

「おい、ピィピィ島までは2時間ぐらいかかるみたいだぞ」
(続く)

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2006年8月14日 (月)

タイの楽しいご旅行は-その②

(市況)

「まちまち」
週末の商品市場はまちまちであった。ロンドンテロ事件の影響で大幅に下落したエネルギーはファンダメンタルの強さから買戻しが優勢となったが、非鉄金属は米小売売上高が市場予想を上回る伸びとなったことから大幅にドル高が進行、通常どおりの「ドル高→非鉄金属安」の展開となった。
ロンドン航空機テロ未遂の話は完全には終了していない。米国内でエジプトからの留学生が2名行方不明となっているなど、8月22日(イスラムの重要な日(預言者の天国昇天日))に何かしらの「悪いこと」が起きる可能性があるためである(
金融市場に近い場所での「悪いこと」は相場の押し下げ材料)。

また、米小売売上高が好調であったことから9月FOMCでの利上げの可能性が高まってきており、この利上げ懸念もファンドの動きを鈍らせると考えられることから相場の下げ要因となりえる。
 だが、エネルギー・非鉄金属ともファンダメンタルは悪くなく、タイトな需給が継続していることから本日も基本的には方向感でにくく、レンジワークになるものと見ています。

・ブラジルのRio DoceがInco社の買収に名乗り。

・Escondida鉱山の労使交渉再開。

・BP、地中海より3MBの原油を調達(Prudhoe Bayの稼動低下により)。

(ひとりごと)

今から10年以上前のことを思い出しながら書いている。
さすがに詳細は覚えていないが、プーケットまでは直行便だった(はず)。
何航空に乗ったのか、何を食べたのかも定かではない。
空港に着いたら現地に名前を書いたスタッフがいるので分かるようになってます、とのことだった。
空港に到着。さぁ、どういう人が迎に来るのか?

タイの人は美人が多いと聞いていたので期待していた。
ところが、向こうの方からひょろ長い感じの、アディダスのジャージを着た人間がふらふらと歩いてくる。

「まさかあれではあるまいな?」

と二人の間にやや不安感が漂う。
一緒に旅行した人間は、私が高校の頃、一緒にバンドをやっていたときのリーダーで、二人とも基本的には何も言わなくても分かり合える仲である。
実名を出すのはまずいので、仮に山口君としておこう。
山口も私の不安な気持ちを察したのか、ややどんよりした目で私のほうを見ている。
アディダスジャージのおっさんはどんどんこっちに近づいてくる。

「やはりあれなのか!?」

と不安に思っていたら、「ヤマグチ様」と書いたプラカードを持っていた。
全部日本語で、
「ようこそ田中様。タイの楽しいご旅行は、このソムチャイにお任せ下さい」

_| ̄|○ がっかり...

しかも、「ヤマグチ」が本名なのに、「タナカ」とは....。
ちょっと前に書いた「伝説のサムライ」でも披露した通り、外国人からすれば日本人は皆、タナカなんだろうか?

早速、彼が乗ってきた車に乗る。本当に乗っても良いのか?と思いつつ乗る。
車に乗ったらもう一度、彼はこういった。

「タナカ様、タイの楽しいご旅行は、このソムチャイにお任せ下さい」

....本当に任せて良いのだろうか。
(続く)

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2006年8月11日 (金)

タイの楽しいご旅行は-①

(市況)

「下落」
昨日の商品市場は大幅に下落した。新聞テレビで報道されている通り、ロンドンテロ未遂事件の発生によるもの。

略1年前の7月7日、ロンドンで同時テロが発生したが、あの時も同様に大幅に水準を切り下げている。通常、生産国付近でのテロ勃発は相場の上げ要因となるが、金融市場に近いところでのテロ発生は、金融市場の機能停止の可能性をはらむことから売り材料となる。

昨日は、FOMCの利上げ見送り&先々の利上げ示唆&原油・非鉄とも生産にトラブル、といった強弱材料が混在し方向感が出難い状況であったため、多くの市場参加者はレンジ取引を想定していたと考えられる。その中、明らかに売り材料となり得る英国でのテロ騒ぎは、素直に売り材料となったようだ。だが、ベースのファンダメンタルが悪化したわけではなく、供給サイドに問題を抱えつつ需要が堅調な状況に変わりはないため、混乱収束後、上昇すると考える(需要が旺盛だった昨年も、原油についてはしばらく下値を探った後、ハリケーンの頻発等を材料に上昇に転じている)。
今回の件は、イスラエルとレバノンの問題が違った形で飛び火したものだろうが、いずれにせよ、無益な人間同士の殺し合いはもう止めて欲しい、と思う。

(ひとりごと)

ちょっと嫌な事件があったので、少しでも皆さんの気が晴れるように、
大事に取っておいた連続18回の連載を今日から始めます。
(嗚呼、また週末に書き貯めしないと....)

学生生活が終わりに近づいたとき、高校の頃の友人とタイに旅行に行ったことがある。
ほとんど突如思い立って出かけることになったので、「チケットが取れるところにいこう」というコンセプトのみで行き先を探した。
旅行の1ヶ月前に探し始めたので、思うように楽しそうなところが見つからない。
で。最終的に見つけたのが

「東南アジアの楽園ピィピィ島」

というやつ。
今、色々な人に聞いてみるとピィピィ島は結構有名なところらしく、「ああ、ピィピィ島ね」と言われるぐらいの島らしい。

チケットを取るとき代理店に電話して、
「ピィピィ島のツアーに参加したいのですが、2人分席はありますかね」
と聞いたところ、
「はい、ございますが1ヶ月を切っているのでキャンセルはできませんが、良いですね?」
との事。
2人顔を見合わせるが、「まぁ、行ったら何かあるでしょ」という軽い気持ちで行くことに決断。
だが、予約直後、非常に心配になってきた。
なにせ、「チケットが取れたところに行く」というコンセプトだったから、行き先に何があるかもろくすっぽ調べていないのだ。
慌ててガイド本を広げてみる。
プーケットやその近くの島々は、テニスコートやスキューバダイビングの絵が描かれており、見るからに楽しそうである。

一方、ピィピィ島は、

ヤシの木の絵が1本書いてあるだけ

であった。見るからにつまらなさそうである。
なおさら不安になった。
この不安は現実のものとなった。
(続く)

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2006年8月10日 (木)

異常気象と恋愛

(市況)

「まちまち」
 昨日の商品市場はまちまちであった。Escondida鉱山のスト懸念が残存する非鉄金属は、前日のFOMC利上げ見送りの影響で株高となったことと合わせて上昇したが、原油については米株価が建設機械最大手の米キャタピラーの業績悪化懸念等で調整したことを受けて取引後半にかけて値を崩した影響等から、合わせて売られることとなった。商品市場全体は以前のように足並みをそろえて同じ動きをする単純な環境から、変化しつつあり、商品市場をひとくくりにして捉えるのが難しくなってきている。むしろ高い価格水準ではあるが、以前のファンダメンタル重視の市場に戻りつつあるとの印象を受けるのは気のせいではないかも知れない。今後は、商品市場全体は、米国の景気減速懸念を材料として、年末に向けて地盤沈下する可能性が高まる一方、夏場については少なくとも9月のFOMCまでは利上げの可能性がないことから、事故やストの影響で需給がタイトになりやすいため、現在の高値水準での揉み合いを続ける状況が継続することとなりそうだ。

(ひとりごと)

誰が冷夏と言ったのか。
やたらと暑くなってきた。
いろいろなものを見ていると、季節のサイクル1ヶ月ほど後ろにズレ込んでいるらしい。
魚なんか明確にこの気候の変化を読み取っているらしく、今まで「旬」と言われた時期に魚が獲れなくなってきているらしい。

うーん。

夏休みの子供の絵日記も、海の絵がぱったりなくなって、

「きょうはおとうさんと、おんすいプールにいきました」

なんて絵日記ばっかりになるんだろうか。
今までは10月まで残暑が続くことがよくあったが、このまま行くと、11月ぐらいまで暑いことになる。
となると、

「夏休みに海辺で若者が恋に落ちて、気温が低下する秋と共に終わる」

という「あるべきサイクル」が壊れることになる。

となると、恋人たちは12月のクリスマスのシーズンに恋が終わることになる。
レストランの売上も落ちて、クリスマス商戦も低調になって...。
サザンやチューブのレコードの売れ行きも低下するんだろうな。

気候がずれ込むと、おちおち恋愛もしていられなくなる、ということだ。
さらに少子化も進んで....
何だか暗くなってきたので、今日はこれでおしまい。

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2006年8月 9日 (水)

雨の中のセミ

(市況)

「下落」
 昨日の商品市場は下落した。FOMCを控えて取引が閑散な中、個別材料で手仕舞い売りがでたためである。主要商品市場がクローズした後、米FOMCの声明が発表されたが、今回は利上げが予想通り見送られたものの先々の金利引上げは否定しておらず、一方で米景気の減速についてコメントしており、Q406以降に予想される経済成長の鈍化が上手く軟着陸とならず、ハードランディングになるのでは、との思惑から本日も手仕舞い売りが優勢になるものと考える。
FOMCのコメントにもある通り、今後も引き続き経済指標を丹念にチェックする必要があろう。Q306の終わり、9月FOMCでの利上げの可能性が高まったため、昨日のFOMCではこのQ306での投機資金の動きを抑制する効果があったと考えている。

(ひとりごと)

今日は台風の影響で雨である。
傘を差しながら駅に向かった。
駅に行く途中に公園があるのだが、驚いたことに雨の中、元気に泣いているセミがいた。

普通、文学作品やコラムでは
「雨にも負けず、けなげに泣くセミの声を聞いていて、たとえ命が短くとも与えられた天寿を全うするべく、精一杯生きようとする力強さを感じた。我々も見習わなければならない」

なーんて書かれるんだろうが、私は全くそう思わなかった。

いましたよね、学生の頃。
人と違うことをあえてやる人が。
俺は大衆には迎合しねえ、とかいって集団に溶け込まない人が。
酔っ払って雨の中傘も差さずに、皆から白い目で見られながら、肩を組んで歌を歌って歩いている人が。

そうなんです。そのセミは酔っているだけなのです(本当か?)

セミも人間もおんなじなのである。

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2006年8月 8日 (火)

誰も使えないマッサージ機

(市況)

「上昇」
 昨日の商品市場は上昇した。米FOMCでの利上げ観測が後退する中、米アラスカのBP Prudhoe Bay油田(400KBD)のトラブルで原油価格が上昇したことを受けて、商品市場全般に買いが入ったためである。また、銅に関してEscondida鉱山でのストが確定的となったことも、商品市場を押し上げる材料となった。ハリケーンシーズン本番を控えて、「有事に対応するに充分な在庫が確保されていないこと」が露呈した格好。 

Prudhoe Bayの生産量は全米の約8%を占めており、今回のニュースのインパクトは決して小さいものではない。少なくともこの油田からの生産が回復するまではこの高値水準での推移が続くものと考えられる。
また、OPECが今回の生産停止に関して、「必要なだけ原油を生産する」、といっているが、Heavy/Sour原油が大層を占める中東原油は、現在でも売り手が見つからない状態の原油も多く、Gasoline~Distillateリッチの原油を望む欧米の石油製品生産者のニーズにマッチしない(
現に、OEPCの生産量は28MBの公式生産枠を下回る生産しか行っていない)。

そのため、確かに400KBDの生産不足を補う原油供給能力はあると考えられるが、その原油が望まれる原油なのかどうかは些か疑問である。このように、トラブルがあった場合に相場が上昇しやすい地合いにある以上、ハリケーンやイスラエル・レバノン、ナイジェリア、イラン問題の長期化といった不確定要素が山積している状況下、Q306は基本的には強い、と考えておくべきであろう。

(ひとりごと)

夏がくれば思い出す。学生の頃の夏合宿を。

私が学生の頃、群馬県のMカントリーというところで合宿をやっていた。
そのとき決まって泊まっていたのが「M山荘」という、ゴルフ場が経営してるんだか、契約してるんだか不明の、非常に微妙な宿があった。
大体、1年生は大部屋に寝泊りするのだが、この部屋に「誰も使うことの出来ないマッサージ機」があった。

ほら、皆さん、どんなマッサージ機か、興味津々でしょ?
今いろいろ考えてますよね?

そこのマッサージ機の上の張り紙にはこうあった

「一人以上乗らないで下さい」

.....誰も乗れません。
誰も乗らず、触らず、そっとしておかなければならないマッサージ機なのです。

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2006年8月 7日 (月)

MI3

(市況)

「まちまち」

週末の商品市場はまちまちであった。注目の米雇用統計は市場予想を下回る内容であり、今週予定されているFOMCでの利上げ観測が遠のく中、供給懸念のある非鉄金属は上昇、「クリス」の勢力が減衰したため原油・石油製品は下落することとなった。但し原油・石油製品に関しては「現時点において」年末に向けての需要減少観測が取り沙汰されている感はない(週末も期先は下げていない)。

週末発表された米雇用統計は明確に米国の経済が失速していることを裏付ける内容であり、FRBの指摘する「年末に向けての景気減速の可能性」が高まってきた。その一方で足元の利上げ観測は後退することになり、言い換えれば「短期的には値上がりを期待した商品市場への資金流入が発生しやすい環境である」といえる。今週については先週このコラムで指摘した通り、上昇することになると考えている。
今後の課題はQ406に見込まれる価格下落が「どの程度までであるか」ということ。Q406以降の価格下落への予防措置として予防的にプットオプションを購入する、といった動きが出始めており価格上昇時にはこういった下落への備え、を怠らずに実施する必要があると考える。だが、小職としては需給関係が年末に向けて急速に改善するとは考えていないため、極端な価格下落はないと見ている。

(ひとりごと)

週末遅まきながらMI3を見てきた。

MI2は正直イマイチだったが、今回はMI1を見たときに近い感動を覚えた。
やはりトム・クルーズは大したもんだと思った。
未だ見ていない人は、是非お薦めしたい。

今回MI3を見ていて新たな発見があった。
イーサン・ハントが自分の仕事について聞かれ、その中で「IMF」で働いている、と答えるシーンがある。

私は、

「イーサン・ハントはIMF= International Monetary Fundで働いているのか!!」

とびっくりした。
その直後、女性が「IMFって?」と、ウチのカミさんのような無知なことをイーサンに聞き返す。
この女、そんなことも知らないのか。
と思ったが、イーサンの回答は

「Impossible Mission Forceの略称」

.....そりゃそうですよね。

国際通貨基金が、スパイ活動しないですよね。

嗚呼。
私も、カミさんの無知を糾弾する立場にはない。
今週も初めから人間失格である。
生まれてすみません。

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2006年8月 4日 (金)

モテ服

(市況)

「下落」
昨日の商品市場は下落した。今年のテーマである「中央銀行による政策金利の引き上げ」が発生したためである。

昨晩のECBの利上げは略予想通りであったが、同時にBOEも政策金利を2年ぶりに引き上げ、同時金利引上げが、①欧州経済を減速させる可能性があること、②金利引上げによるコモディティファンドのリクイデーション、を誘発したためと考えられる。但し、ファンダメンタルが強い非鉄金属に関してはやや売られすぎの感はある。だが、いずれにしても今晩発表される米雇用統計の内容によってFOMCがどう動いてくるのか、が最大の注目材料であることには変わりない。

利上げが実施されれば昨晩のように商品価格は下落することになると考えるが、今のところ「金融政策の変更の影響が市場に浸透するには時間がかかる」とするFRBの見通しどおりの経済情勢となっていることから、小職としては今回の利上げは見送られるものと見ている(誰しも経済のオーバーキルは望んでいない)。
今後の課題としては「山高ければ谷深し」の格言通り、Q406に見込まれる価格下落がどの程度までであるかが問題となろう。既にQ406以降の価格下落への予防措置として予防的にプットオプションを購入する、といった動きが出始めているのは昨日お話したとおり(特に非鉄金属に関しては下期の現物調達が終了しているところが多く、価格下落への備え、が課題になっているところが多い様子)。

私もQ406に価格調整する可能性が高いことは賛成ですが、供給懸念と急速な需要の減少が見込めない以上、極端な価格下落はないと見ている。それにしても今後発表される経済統計次第で各国の金融政策が大幅に変更される可能性はあるため、引き続き経済統計には注意する必要があろう。

(ひとりごと)

今日はダメな日だ。

駅に行くまでの道、女性が私を振り返って見る。

「ひょっとして今日のスーツは、モテ服なのか?」

と思ったら、

上下、違うスーツを着てました。

...なので、すごすごと家に戻り、着替える。
今度駅に行くまでの道、誰も振り返らない。振り返ったのは犬だけだ。
やはりモテると思ったのは、間違いであった。身のほど知らずであった。

で。駅につきました。

今度は定期がありません。

...もう一度、すごすごと家に戻り、定期を取る。
やや暗い気持ちでエレベーターに。
1階のボタンを押そうと思ったら、4階を押してしまいました。

「しまった!」

こういうときって、絶対人が乗ってくるんですよね....と思っていたら、本当に乗って来ました5階から。

「ああ、この人は間違えて4階を押したんだな。ダメな人なんだな」

というさげすむような目で私を見る、マンションの住人。

嗚呼。今週は2回も人間失格だと思った。
生まれてすみません。

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2006年8月 3日 (木)

菓子パン

(市況)

「上昇」
 昨日の商品市場は上昇した。米P&G社の好決算を背景に株価が上昇、日本株、新興国株も持ち直しの動きを見せている中、年末に向けての景気減速懸念によって金利引上げがしばらく見送られる可能性が高いため、少なくともQ306は現在の状況が変わらないとみた資金が流入したためと考えられる。

だが、今週末(明日夜)発表される米雇用統計の内容によっては、来週のFOMCで利上げが実施される可能性はあり、そうなった場合来週の半ばから商品価格は下落することになると考えるが、今のところ「金融政策の変更の影響が市場に浸透するには時間がかかる」とするFRBの見通しどおりの経済情勢となっていることから、小職としては今回の利上げは見送られるものと考えている(誰しも経済のオーバーキルは望んでいない)。

今後の課題としては「山高ければ谷深し」の格言通り、Q406に見込まれる価格下落がどの程度までの下落になるのか?ということである。

このQ406の価格下落への予防措置として、一部欧米系の消費者は予防的にプットオプションを購入する、といった取引を開始し始めている模様。私も以前からこのコラムで指摘している通り、Q406に価格調整する可能性が高いことは賛成なのだが、供給懸念と急速な需要の減少が見込めない以上、極端な価格下落はないと考えている。

だが、これにしても今後発表される経済統計次第で各国の金融政策が大幅に変更される可能性はあるため、引き続き経済統計には注意する必要があろう。

もっとデリバティブを積極的に活用したほうが良いのでは、と心から思う今日この頃です。

(ひとりごと)

アンパンの話をしたら、いろいろ反応があった。
圧倒的に漉し餡好きの人のほうが多いようだ。私としては納得行かないものがある。
私のエッセーに敏感に反応した読者の方が、菓子パンへの熱い思いを語ってくれたので、今日はその方のエッセーを掲載したい。

実は、俺、かなりの菓子パン好き。
カロリーが高いのは知りつつ、買ってしまう。

歩いていてベーカリーがあると、ところ構わず立ち寄る。
そして買ってしまう。
外訪だろうが、出張だろうが、関係ない。
広島に行けば、アンデルセンとタカキベーカリーは必ず覗くね。
焼きたてかどうかが、買う基準。(手をかざして温度を確認することも!)
甘さは控えめのものが、焼きたてならなお良い。
そして歩きながら食べる。
みっともないオヤジである。
ちょい悪系からは最も遠いところにいる。

アンパンが消えていくと言う実感は全くないよ
(↑この件に関しては、「アンパンを取り上げろ」といってきた人からも力強く否定された)。
だいたい、どこのべ-カリーでもあります。
ある程度の規模があれば、漉し餡と粒餡の両方があることも多い。
俺はそれほどのこだわりは無いが、どちらかといえばコシかなあ。
滑らかな食感が良い。

一番好きなのはクリームパンだ。
オレも中味とパンの比率はパンが多い方が断然よい。
1対2ぐらい、実に良いね(ここにも同士が...)。

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2006年8月 2日 (水)

電池

(市況)

今日はメルマガお休みしてるので、こちらで簡単に。

昨日の原油・石油製品価格は上昇した。メキシコ湾沖で今年初めてのトロピカルストーム「クリス」が発生したことが材料視されたようだ。また、ロシアのパイプライン漏れの影響もあり、Brentの方がWTIよりも高い状態が継続している。非鉄金属はまちまち。ニッケルに関してはPhelpsdodgeのInco・Falconbridge買収に関わる思惑買いが出ているように思う(買収終了まで、非鉄金属価格を吊り上げ→買収価格上昇→買収完了後、下落)。ただ、これは憶測に過ぎないので実際のところは良く分からない。

昨日発表されたPCEコアデフレーターは前年比+2.4%となり、「米金融引締め」「終了観測の」「後退」により、株価が調整するなど、商品市場にマイナスの材料であったといえるが、バ議長のコメントにあるごとく「金融政策の変更の影響を市場が織り込むまでにはタイムラグがある」為、今週末の米雇用統計の内容を見極めなければ今のところは「利上げなし」と見ておくべきだろう。本日も商品価格は上昇することになると考えている。

(ひとりごと)

日々暮らしていて、リモコンがやたらと多いと思う。
少なくともウチはエアコンのリモコンがおんなじモノであるにも関わらず、4つぐらいある。

別に使わなくてもいいのだが、カミさんにしかられつつも勝手に電池をいれて、

使っていない部屋にもリモコンをおいたりしている。

リモコンの数が多いと必然的に、使用する電池の量も増えてしまうわけで、電池切れを起こすことが多い。

この前テレビを見ていたときに、ボタンを押しても反応が悪くなった。

で、そのとき気づいたのだが、人間(というより私?)は、

①まずボタンを「強く押してみる」

②その後振ってみる

③テレビに近づいてみる

④それでもダメなときは電池を交換する

という、動作を行うようだ。

要するに不精なんですな。

他の人に聞いてみると「強くボタンを押す」という選択肢もあった。これは全く論理的ではない。

「テレビを叩く」という意見もあったが、リモコンの電池が切れていることによる不作動なので、全く意味がないどころか、面倒&壊れるリスクがあるので、全く同意できない。

でももし、いろいろなリモコンに電池を使ってしまって替えがないときには、電池を取り出して下さい。

通常2本の電池を使うので、この2つの電池のプラス・マイナスを逆にしてこすり合わせるようにして転がしてみてください。

しばらくですが、電圧が戻ります。

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2006年8月 1日 (火)

アンパン

(市況)

「上昇」
昨日の商品市場は上昇した。端的に、FOMCでの利上げ観測が遠のいたことが材料視されたようである。

米株式市場は個別企業の決算内容(昨日はアップルコンピュータ、エイボンプロダクツ、タイソンフーズ)に反応して小幅安の展開であったが、比較的安定していル状況。こうしたことから短期的な利ざや稼ぎを目的とした投機資金が商品市場に流入しやすくなっているといえる。
先週のGDPを受けて8月以降、相場を牽引してきた投機筋がどのような動きを見せるか、注目していたが、今のところは上記の通り、「買い」から入っているようであるが(「金利引上げ見送り→株・債券高→商品高」)、今回のGDPでは(経済成長は持続しているとはいえ)年末に向けての減速感が強まっていることが確認できたことから今までのような積極的な上値追い、という展開にはなり難いものと考える。

となると、ファンダメンタルが強い銅・ニッケル・亜鉛といった個別の商品への選別が強まるものと見ている。原油・石油製品は夏場の稼動の状況とハリケーン次第、といったところか。
年末に向けての緩やかな景気減速が達成できれば、年末に向けて商品価格も緩やかに下落する、という当初の見込み通りの相場展開になると考えているが、これにしても今後発表される経済統計次第となろう。

(ひとりごと)

かつての上司から、アンパンについて書いてくれと提案があったのでちょっと書いてみる。
アンパン、大きく分けて2種類。
こしアンのものと粒アンのもの。
こしアンの方が手間がかかっているので、「こちらの方が高価」らしいが、個人的には、漉してある方はなくどんよりと重い感じの味がしてどうも好きではない。

なので昔から基本的にアンパンは粒あん一本やりである。
うさぎ屋のどら焼きも粒あんだ。
粒の方がすきっと切れが良い味がする様に思える。

ここは同意してくれる人は少ないが、私はアンが少ないほうがいい。
このテのアンもののお菓子を議論するときに、グルメ本にも、テレビの番組でも必ずでてくるのが、

「見てください、アンが一杯入ってますよ。それにこの皮の薄さ」

といったコメント。

個人的にはアン:パン=1:2ぐらいでいいぐらいだ。

なんていうんですかね、少しのおかずで大量にご飯を食べたい、という衝動に似ている。
でも、不思議なもので、「アンドーナツ」だと、アンの比率が大きくても気にならない。

アンパンの上には通常はケシの粒が乗っている。
あのケシ粒がいい。
プチプチとした食感。
子供の頃はずっとゴマだと思っていた。

そのほかに桜の塩漬けをのせたさくらアンパンもあるが、私はあまり好きではない。
ものの本によれば銀座中村屋が明治天皇にアンパンを献上することになり、普通のアンパンではつまらないので桜の塩漬けを乗せたのが始まりだとか。
ところが最近アンパンを食べることが、なくなった。糖分を控えたい、という年齢的な理由もさることながらあまり菓子パンのコーナーに並んでいるのを見なくなったからだ。
当然さくらアンパンも見かけなくなった。
ひょっとして、消えていってしまう食べ物なのかもしれない。

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